二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ45)

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切島「水沢ー、置いてくぞ！！」

『え、ごめん待ってもう少しっ！！！！』

今日は久しぶりに呼び出しを受けて今はちょうど切島くんと共に寮を出るところだったが、探し物が見つからずに手間取っていた。

切島「お、緑谷！おはよ！
お前も今日行くんだ！？キグーだな！」

緑谷「しばらく呼ばれなくてやっと今日だよ、それにコスチュームはいらないって言われたけど…」

麗日「あれー！？おはよ〜〜！！
2人も今日っ！？」

『ごめん切島くんお待たせ〜！って、みんないるねえ？』

初めのうちはたまたまだ、なんて思って一緒に向かっていたが、目的地に近付けば近付くほど、同じ場所に向かっていると言うことが判明した。

緑谷「グラントリノ！？

それに、相澤先生っ！？！？
こんなに大勢、すごいぞ。一体何を……」

少しガヤガヤしていると、サーナイトアイが口を開いた。

「死穢八斎會という小さな組織が何を企んでいるのか、知り得た情報の共有と共に協議を行わせていただきます。」

"死穢八斎會"

その言葉に、悪い意味で胸が鳴った。

私が先日遭遇したあの一件となにか関係があるのか…？

ナイトアイ事務所が独自で調査を行って分かったこと。

どうやら死穢八斎會は個性を"壊す"クスリを手にしているらしい。

細かい内容は置いといて、私が今回の協議で一番心に引っかかったのがソコだった。

死柄木の言っていた"ヒーローが死ぬ"ということ、この前切島くんが倒していたあの合宿のときにいたアイツのような個性を持ったヴィラン、そして話の中で出てきた"エリ"という少女。

一つ一つ、バラバラだったピースが繋がってだんだんと大きな形になっていく。

それからの日々は、想像よりも辛いものだった。

インターン中のことは一切の口外を禁止されているし、爆豪くんはオラオラしてるし。

『(言えない側がこんなに辛いとは、切島くんも凄いな)』

数日後に、私たちの携帯に決行日の連絡が届いた。

治崎廻という死穢八斎會の若頭、今回の主犯だとされている。

こいつは、死穢八斎會の本拠地にいるらしい

サーナイトアイの個性を使って確認したと言っていたから、そこはもう揺るがないだろう。

私はと言うとみんなの周りに居ながら索敵メインで、というような感じだ。

パッとしないけれどこれも大事な役割、気を引き締めていこう。