二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ40)

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『ふぅ。やっと着いた、長かったな〜！！』

寮に到着し、自分の部屋に向かう。

みんなは今多分始業式が終わって、教室に戻ったぐらいかな？

てことは、このでっかい寮を独り占めできるじゃない！！

『ただいま帰りました〜〜〜うお？！』

一人だと思ってルンルンで入口の扉を開けたらそこには思いもよらない2人。

緑谷「水沢さん今帰ってきたんだね、おかえり」

『うん、ただいま！
とりあえず2人とも仮免試験お疲れさま、雄英潰しって有名なのにみんなすごかったらしいじゃんね』

爆豪「うるせえ」

『あ、ごめ……

やば！用事あるんだ！騒々しくてごめん荷物置いたらまた騒がしくなるかもだけど許してっ！！』

急いで部屋まで走った。

荷物を置いたらエンデヴァーさんから聞いたことを纏めた資料を持って、それで……

『あ、電話！！もしもしっ！』

相澤「お前今どこだ」

『寮に戻ってきました！
部屋で書類まとめてて急いでそっち行こうと思ったんですけど、』

相澤「分かった、職員室来い。」

『はいっ！』

何やればいいんだっけ…忙しなくてどんどん忘れてしまってる気がする、けど……

とっ、とりあえず制服着て職員室！！！

走ればスグ着くだろ、急ぐぞ

部屋から出るとラウンジから戻ってきた爆豪くんと対面。

爆豪「どこ行ってたんだよ」

いつもの通り言葉を放つけど、寂しさが感じ取れたような気がする。

『お墓参りとエンデヴァーさんのとこ！
私ちょっと急ぎなんだ、ごめうわっ！！！！』

『えっ、え……。』

爆豪「昨日、お前ンこと気になりすぎてクソ気ィ散ったわ。アホ」

いきなり退路を塞がれ抱き締められていると思ったらそんな事を言い出した。

『そりゃあ、ごめん……』

爆豪「なんかあったのか」

『いや、何もないよ。
爆豪くんこそ、仮免落ちたんでしょ。

まだ私に追いつくのは早かったんだねぇ、いててててっ！！！ギブ！ちょっと！！』

爆豪「お前も、いつもみてえにアホさらしてろ。
顔がこえーぞ。」

『……ﾊｧ、お見通しってか！！！
まあ確かに、疲れたし、その通りかも。それに加えて爆豪くん連絡返してくれないし？』

爆豪「それは、悪かったよ……」

『ふふ、いーよ！
じゃあ行ってくる！爆豪くんのおかげで元気出た！！』

爆豪「ん」

今度は快く送り出してくれた。

走りながら進む学校までの道のり、どーしてあの二人寮にいたんだろう！？！？