二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ36)

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『……は、？』

いま、自分の目の前で起こったことが信じられずに自分の目を疑う。

何があったっけ、確か両親に話をし終わってそろそろエンデヴァーさんたちの所へ向かおうと立ったときに、墓が突然崩れだしたんだ。

あぁ、嫌だ。

こんなことを出来るやつ、私は一人しか知らない。

『お、まえっ……！！』

ｸﾞｲ

「久しぶりだなぁ、水沢A。
少しでも動いたら次はお前がこうなるぜ」

腕を掴まれ、思うように身動きだって取れなくなってしまった。

保須の事件で私たちを攫い、仲間に引き入れようとしていたヴィラン連合の中心人物

『死柄木、弔………』

死柄木「あぁ、名前覚えてくれてたんだなぁ、嬉しいぜ。

まあでも今日はあれだ、お前と話をしに来た。」

『アンタと、話すことなんて……いっ、！』

指2本だけなのに、なんて力なの

死柄木「じゃあ、話はしない……わかった、そうだ！

宣戦布告！！合ってるか？お前らを本気で潰す、いいか？

でもそれをやるのは俺らじゃない。
悪い話じゃないだろ？もっと聞いていけよ、なあ！？」

『誰が、そんなことするの……』

死柄木「それを言っちまったらつまんねえから、自分で考えるんだよ」

『……じ、じゃあ…いつ』

死柄木「いつ、だろうなぁ…
アイツらが勝手にやってるんだ、そういう事はあんまり知らねえよ」

死柄木「あぁ、でも良いこと教えてやる、お前らが勝っても負けても、ヒーローはたくさん死ぬだろうなぁ。

色んな意味で、死ぬ、いい情報だろ？？」

それだけ話したら、今度はそれじゃあ。なんて言ってワープゲートでどこかへ消え去った。

『……っ！！！』ｶﾞｸ

足の力、入んない。

まだ、全然怖いんだ、アイツのこと。

なんだよ、情けないなあ。

あんなに大口叩いて、結局私のレベルはこんなもの。

さっきのあのタイミングなら、私の個性を全力で使えばアイツのこと殺せたかもしんないのにそれすらも出来なかった。

いや、させて貰えなかった。

『……悔しい、』

でも今はこれを報告しないと。

『私のせいで、お墓荒らしちゃってごめん。

スグ新しくしてもらうからね。』

私は、もうひよっこでもヒーローなんだ。と自分に鞭を打って挨拶をし事務所へ向かった。