二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ32)

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爆豪「………」

『あれ、寝てる？
疲れちゃったのかな、最近忙しいこといっぱいあったもんね。』

ウチのベッドが心地よいなら何よりですが、いつの間に……

寝顔はまだまだ幼くて、普段とは違う可愛い一面に頬を緩ませてしまった。

『今なら寝てるし触っても怒らんないよね…』

少し顔を顰めたが彼を起こすことなく触れられたので、ミッション成功だ。

ｺﾝｺﾝｺﾝ!!!

『っ！！？！』ﾋﾞｸｯ

誰だろう、もしかして三奈ちゃんたちかな…？

うう、今入られるのは困るっ

やば、名前呼ばれてるじゃんどうしよう………

ｶﾞﾁｬ

『あの、ごめん今ちょっと……って人数多くないっ！？！？』

葉隠「今ね〜、部屋王決定戦やってるんだよ！！
Aの部屋が最後！」

『いやっ、私の部屋今ちょっと散らかってるから困るって言うか……』

峰田「それでこそロマンだっ……！！見せろ！！」

芦戸「ったく何隠してんのよ〜ちゃんとドア開けてよ！！」

『いやっ、だからホントに散らかってんだってばっ！！
三奈ちゃんストップ力強いって！！！！』

思い切りドアを開けようとしてくる美奈ちゃんと峰田くんvs爆豪くんのためにもドアを開けたくない私

しかしその決着は意外な方法で、

「……おい、誰だ。うるせえ」

切島「あれ、今の声ってバクゴーじゃねえ？」

そう、寝てたはずの爆豪くんが起きてきた。

完全に寝ぼけてる。

葉隠「ほ〜？」

芦戸「こら！！どういうことか、白状しなさいっ！！」

『あっ、』

三奈ちゃんによって開かれる扉、そのお陰で私の部屋はもうみんなに見られるわけで。

上鳴「なっ！？
なんで爆豪が水沢の部屋のベッドで寝てんだよ！！」

耳郎「まさかA……」

『違うって！！！ホントに！連れ込んだりなんかしてません！！！』

爆豪「ぁ…？」

ようやく目が慣れてきたのか、だんだんと眉間に皺を寄せる爆豪くん。

爆豪「……全員コロす」

凄い形相で物騒なことを言い出した、臨戦態勢じゃん！！！

『爆豪くんストップ！！！
いやドアを開けてしまった私も私ですが、流石にこの人数で来るとは思ってなかったし、やっぱ夜だから、ね。

もう少し事前に連絡欲しいな……！』

麗日「そうだね、私もそこまで頭回ってなかった…」

『私は気にしてないから大丈夫だよ、楽しんだなら何よりだし！』

と、みんなを宥めるのに大変な半日だった。