二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ27)

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翌日、朝起きたらリビングの方からとても美味しい香りが漂ってきて

爆豪「起きたか」

『おはよ』

爆豪「朝メシ、食う？」

『食う！！何作ってたの？』

爆豪「これ。あ、台所勝手に借りたぞ」

『いや、むしろありがたいよ。
泊まらせちゃってごめんね』

爆豪「いや、俺も……」

『ん？』

爆豪「あ？」

『俺も、なーに？』

爆豪「誰が言うか、アホ」

『あーひどいっ！！』

ホイ、と出されたのは某映画で見るようなとっても美味しそうなハムエッグトースト。

意外とお料理上手で驚いてるし、何より味がとても良い。

『お母さんがいたら、こんな感じなのかなぁ…』

なんて。

爆豪「…そーかもな。」

『また作ってくれる？』

爆豪「おーおー、いつでも作ってやんよ」

『ふふ、嬉しい！』

約束は取り付けたのでね、いっぱいご飯作ってもらおっと！

『いや〜、長々とごめんね！
私のわがままで申し訳ない、……でも凄く嬉しかったし、楽しかった！

ありがとうね』

爆豪「おう。」

爆豪くんは玄関まででいいと言ってくれて、私も寮に送るものの準備もあるのでお言葉に甘えてしまった。

本当はもっと一緒にいたいんだけどね

爆豪「あ、飯はちゃんとしたもん食え。いいな」

『う、がんばります……』

一緒にいればいるほど、もっと、ずっと。

その気持ちは大きくなっちゃうから。

週明けから寮生活も始まるしね、うかうかしてられない。

あぁ、好きだなあ

爆豪「またな」

『うん、また学校でね！』

恋って、こんなに素敵なものだったんだ。