二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ24)

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爆豪「ったく、テメェ絡まれすぎなんだよ。」

『う、うん、ｿｳﾀﾞﾈ』

爆豪「顔、緩んでる」

『だって、さっきの爆豪くんめちゃめちゃカッコよくて…』

爆豪「そーでもないだろ。」

いやホントに、かっこよ過ぎましたよアナタ。

心臓ぎゅっと握りつぶされたような感じだった、かっこよかった。

ﾎﾟﾂ_____ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ

爆豪「ﾁｯ、雨かよ」

『これは、強くなりそう、

ウチ近いから寄ってよ、走ろ！』

爆豪「あ、あぁ。

(走んなくても水分操れンなら雨に濡れずには帰れんだろ)」

雨に濡れながら走る彼女がとても綺麗で、その言葉はつい飲み込んだ。

水沢家

『あははっ！！ひっさしぶりに走った！たのしー！！』

爆豪「やべ、袋濡れてる」

『お洋服はどうせ洗濯しちゃうし、袋もゴミまとめたりするだけの予定だから気にしなくていいよ

って、爆豪くんびしょびしょだね、お風呂いきな』

『爆豪くんもお洋服買っといてよかったねえ、家にあるやつじゃ多分着替え入んなかったよ』

風呂から上がって爆豪くんを見て、そんなことを言った。

爆豪「ん、お前も濡れてんだから早く行ってこい」

『はーい』

水も滴るいい男、なんてね。

『あー、おふろサイコー！！』

『上がりました！！！』

爆豪「あ"？ちゃんと拭けや！！！」

なんて言いながら私の髪の毛を乾かしてくれる。

爆豪くんの大きな手がまた、心地よい

『ご飯食べてく？』

爆豪「作ってくれんのか？」

『いやー、ちょっと難しいかなぁ』

爆豪「食いてえモンあんの」

『作ってくれるのっ！？
オムライス、オムライス食べたいっ！！！』

爆豪「へえへえ。おい分かったからはしゃぐな、ガキかよ」

『ケチャップで落書きしよ！』

爆豪「冷蔵庫とキッチン借りんぞ」

その手際はもう神のようでした

爆豪くんが食材を切ってるときに一緒に手を切ることなんてなくて、それはもう美味しそうなオムライスが出てきた。

『写真撮っていい？』

爆豪「何でだよ」

『いや、素敵すぎて』

爆豪「ンな撮ったりしなくてもこんぐらいならいつでも作ってやるよ」

『本当！？！？
よし、その言葉忘れないからね。

いただきます！！！』

半分ほど食べ進めた頃、

『……ケチャップで落書きしてない』

爆豪「アホ」

『爆豪くん、ひどい』