二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ3)

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『あっ、三奈ちゃんから連絡、各々で解散しようってことになったらしい。

緑谷くんと、お茶子ちゃんがヴィランに会った…って、』

爆豪「………また、デクかよ。」

『とっ、とりあえず今日は帰ろう。

明日から林間合宿も始まるんだし早く休んだ方が良いもんね！』

爆豪「……」

沈黙。

いや、爆豪くんの気持ちは痛いほど伝わってくるんだけど、流石にこんな沈黙なのは寂しいっていうか……

『ば、爆豪くん、期末テストどうだった？』

爆豪「フツーだろ。」

『自信あるんだ？』

爆豪「まあ」

『ふふ、いつもの爆豪くんだ！』

爆豪「ンだよ、それ。」

『うーん、爆豪くん笑ってる方がカッコイイんだもん。

イライラする気持ちも結構分かるけど、二人だと流石に私が辛い、ので。』

爆豪「…ンだよ、それ。
やめろこっち見んな」

『か、顔っ……』

顔は逸らされ、私の顔面を手で掴んできてるので爆豪くんの表情は見えないが、チラッとみえる耳が真っ赤なことに気が付いた。

『あっ……ぁ、。』

爆豪「何でテメェが照れてんだよ！！！！」

『待って待って！！！そのまま爆破は絶対やめて！死んじゃう！！！！』

パッと手を離してくれた、ありがとう。

いやありがとうではなくない？！？！！？

爆豪「ん」

『ん？』

グイッと私の前に差し出された小さな紙袋

『何、これ。』

爆豪「やる」

『え、っと…住宅街とはいえここ道の真ん中だし、そこの公園行かない……？』

ちょっとの間だから、ドキドキしないでよ、もう。

『開けていい？』

爆豪「おう」

変に袋を破らないように丁寧に包みを開けていくと、思いもよらないもの。

『これ、』

爆豪「欲しかったんだろ」

さっきモールで見ていた雫のネックレス。

『でもっ、な、なんっ……！』

混乱している、頭うまく回んないし、爆豪くんが何考えてこれくれたのかもわかんない

爆豪「欲しいもんは欲しい、やりてえことはやりてえ。

ちゃんと言え。

お前は全部仕舞いこみすぎなんだよ、アホ。」

『ぐ、爆豪くんにはアホって言われたくない…』

可愛い、カッコイイ、優しい、ドキドキ、好き。

『そういうの、ずるいよ』

『……好き』

爆豪「あ、なんか言ったか？」

『なんでもない、ホラ早く帰ろ！』

その日から、彼女の胸元にはキラリと光るネックレスがついているとか。