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『オールマイトさんも言ってたけど、私ここに来る前はプロヒーロー、エンデヴァーさんのところで訓練受けてたの。』
相手のことを知りたいなら、まずは自分から…
『でも、私に素質があるからとかじゃないんだ。
私の両親はヴィランに殺されたから、たまたまエンデヴァーさんの事務所が引き取ってくれたの。
ずっと
爆豪「テメェの話なんざ、聞く気ねえぞ」
『やだ、聞いてよ。
私はずっとプロに囲まれてた、中学のときもあんまりお友達とかいなかったの。
だから爆豪くんと緑谷くんみたいに、本気でぶつかり合えるのが羨ましいの。私にはそういう人は、いないから。
それに私、爆豪くんとはやっぱりお友達になりたい』
爆豪「……知らねえ。」
『あっ、待って！』
爆豪「……俺に構うな、友達にもなんねえ。じゃあな」
今度は近付くのも躊躇われた。
だって、本当に拒絶されたのかなって、思ったから
『はぁ、ダメだったな……』
踊り場のあたりで1人たたずんでいると、声を掛けられた。
緑谷「あっ、水沢さん！かっちゃん見なかった！！？
あ、かっちゃんっていうのは爆豪勝己のことでっ、！！」
『爆豪くん？
あぁ、もう下降りてっちゃったみたい、。』
緑谷「そっか、ありがとう！！！」
嵐のように去っていった。
なんか家に戻る気にもなれない、こんな事で気持ちが沈んでしまうとは……！！！
「で、ここに来たと？」
『まぁ、そんな所です。
あと、私も実戦やりたかったって文句言いに来ました』
相澤「まあ、しょうがねえだろ、メインが個性を伸ばす訓練だったとはいえオマエはエンデヴァーのとこで2年半やってんだから。」
『それを言われてはぐうの音も出ませんね、』
相澤「爆豪と仲良くなるのもいいが、他の奴らとも話してみたのか？
飯ぐらい行ってこい。」
『た、たしかに。
ご飯行きたいです、楽しそう……』
それから明日からの訓練の内容について、他学年、他クラスの有望株について話を聞いていると、喧騒が訪れた。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
芦戸「せんせーーっ！！」
切島「あれっ、水沢もいんじゃん！」
上鳴「ちょーどいい、一緒にメシいかね！？」
『……ぜひっ！！！』
相澤「騒ぎすぎるなよ」
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
