二人なら最強、ただし相性最悪【ヒロアカ】 (ページ36)

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初日は色々な雑務をお手伝いしてもうクタクタ。

焦凍「……はよ」

『おはよう、焦凍くん早いね？』

焦凍「昨日はお前……、水沢は何してたんだ」

『昨日？
あぁ、事務所の書類のお仕事少し手伝ってたよ！
前にいたときはそういうこと結構やってたからさ。』

焦凍「……そうか。」

なんだか、心做しか焦凍くんとの心の壁が少し無くなったような気がする。

嬉しいなぁ

『今日はパトロールって言ってたよね？

準備して早く行こう！』

焦凍「水沢は、あの男のことが好きなのか。」

『あの男、って、エンデヴァーさんのこと？』

私がそう聞くと、彼はコクリと首を縦に振った。

『好き！

っていうか、昔からすっごくお世話になったし、ある意味尊敬とかの方が近いかも、平たく言っちゃえば憧れの存在。

私を助けてくれたのはエンデヴァーさんだし、私をこうやってひよっこヒーローに育ててくれたのだってエンデヴァーさん。

実の、父親みたいな人って思ってる。』

そう、エンデヴァーさんは本当に私に対して色んなことをしてくれたの。

『って、本当の子どもである焦凍くんにこんなこと言うのはアレだね。
ごめん、忘れて』

それから少しわかれてコスチュームに着替えた。

そしてまた顔を合わせる。

エンデヴァーさん待ちだったけど、今度は私たちの間に会話はなかった。

エンデヴァー「準備は出来ているな、パトロールに出るぞ。」

『街のパトロール、私もよく着いてったな〜』

エンデヴァー「まさかお前がこちら側に来るとは、あの時は思いもしなかったがな。」

『ふふ、いつもみんなの背中を見てたんだもん。
そりゃあ来ますって！』

焦凍「……」

この日は大きなアクシデントもなく、パトロールと昨日の書類整理の続きで一日が終わった。