二人なら最強、ただし相性最悪【ヒロアカ】 (ページ24)

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ﾊﾟﾁﾘ

『……、いきてた』

「起きたか、水沢。」

『その声、もしかして相澤先生？』

私の隣のベッドで横たわっている人、ミイラみたいに全身包帯でぐるぐるになってたけど声で分かった

「無茶したんだな」

『先生だって人のこと言えないですよ？』

お互いの無事を確認し他愛もない会話をしていたら、待っていましたとでもいうように刑事さんが入ってきて相澤先生のことを連れて行ってしまった

そうやって数分、考え事をしながら過ごしていると来訪者が。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

「お前だけか？」

『ば、爆豪くん何でここに……』

「確認しにきた、ついでに荷物。」

『ありがとう。

それで、確認したいことって？』

爆豪「テメェの個性の事だ。」

少し、ドキリとした。

爆豪「半分野郎は、お前に肩を貸してからお前の出血が酷くなったって言ってた。」

『うん』

爆豪「血液の流れを止めることも出来んだな。

意識が途切れたらそれも解除される。

いい個性だな、ったく。」

よかった、あのことは、バレてないみたい。

フィールドのお陰もあっただろうけど、爆豪くんまさかここまで頭が回るとは。

『へへ、いいでしょ。
まあでも見ての通り私はボロボロなんですが、』

コスチュームを着ていなかったからあの脳無の攻撃をモロにくらった私の体は満身創痍だった。

相澤先生には負けるけどね

爆豪「肋骨二本ヒビ、一本骨折。」

『え』

爆豪「左右の橈骨骨折、左足太ももの肉離れ。」

私の容態をつらつらと言っていく

爆豪「それに加えて異常なまでの脱水症状」

あ、これはバレてるな。

爆豪「おかしいと思ったんだよ、どーしてあんな攻撃出来んのかとか、全部。

テメェの体内の水分使ってんだろ。」

『ぐ』

爆豪「無茶してんなよ。」

なんか、寂しそうな顔。

それになにこの私の頭に乗ってる手、夢？

『……夢？』

爆豪「爆破すんぞ」

『…ごめん、なさい』

私の知ってる爆豪くんは厳つくてツンツンしてて良く怒鳴ってて怖いから、なんだか違う一面に驚く、ドキドキ…？

爆豪「知ってんのか？」

『え、何が？』

爆豪「学校側はどこまで知ってんだよ。

俺ら知らなかったってことはテメェはそれ隠してたいんじゃねえの」

『うん、先生たちは知ってるよ、生徒は爆豪くんがはじめて

みんなに心配かけたくないから言いふらさないでね』