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切島、轟、爆豪の三人が入口の方へ戻るとそこには既に1-Aのメンバーは揃っていた。
刑事「とりあえず生徒らは教室へ戻ってもらおう、すぐ事情聴取ってわけにもいかんだろ」
蛙水「刑事さん、相澤先生は」
刑事は「両腕粉砕骨折、顔面骨折、幸い脳系の損傷は見受けられません。ただ、眼窩底骨が粉々になってまして、眼に何かしらの後遺症が残る可能性もあります、だそうだ」
「13号の方は背中から上腕にかけての裂傷が酷いが命に別状はなし、オールマイトも同じく命に別状なし。
彼に関してはリカバリーガールの治癒で充分処置可能とのことで保健室へ」
飯田「緑谷くんは！？」
刑事「緑……？あぁ、彼も保健室で間に合うそうだ。」
耳郎「あれ？Aは？」
耳郎がそう呟いたとき、三人の肩が揺れた。
刑事「えっと、彼女は個性の使いすぎだろうと、とりあえずリカバリーガールの方に連れて行ってもらっているよ。
私も保健室に用事がある、三茶、あとは頼んだよ。」
教室に戻りコスチュームを着替えようと更衣室まで向かうとき、爆豪と轟が顔を合わせた。
爆豪「ハッ、ンな血まみれになって推薦入学者も大したことねえな。」
上鳴「おい爆豪、流石にそれはねえだろ。」
切島「悪ぃな轟、爆豪気が散ってんだ。」
轟「……これは俺の血じゃねえ。」
爆豪「あ"？
テメェ凍らせる個性のくせにどうしたらクソヴィランがそんな出血すンだよ。」
轟「ヴィランのでもねえ、これは水沢の血だ。」
爆豪「は？」
切島「おっ、おい、水沢のって、アイツそんな怪我してたか？」
轟「いや、それまでは傷ついてるくらいだったんだが先生たちが来てアイツに肩貸したら一気に出血しだしたんだ。」
上鳴「はっ！？なんだよそれ！！！」
切島「と、轟っ、そういうことは言えよ！！！」
爆豪「ﾁｯ、そういうことかよ。」
切島「あ、おい爆豪待てよ！！！」
上鳴「はぁ？俺だけなんもわかんねえんだけど！！！おい！何がどういうことなんだよ！！」
スタスタと歩いて直ぐに着替えを終わらせ教室に戻った。
芦戸「あっ、爆豪きた！
ねえアンタら下にいたからAに何があったのか知ってるよね？」
爆豪「…その荷物、あいつのか」
耳郎「そうだけど。」
爆豪「貸せ、何があったかはあの半分野郎に聞け」
切島「あ、轟な。
アイツが1番分かると思うから。」
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
