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『ハァっ、……！！』
次から次へと湧いてくる雑魚ヴィラン。
後ろのみんなの様子も見たいのに数が多いせいで中々それをさせてくれない。
「13号先生っ！！！！！！」
『……は、？
きゃっ！！！！』
相澤「水沢！！」
『っ、ごめんなさいっ！！！私は大丈夫！』
つい、余所見をしてしまった。
そしてその一瞬で見た光景、13号さんが崩壊、していた…？
『……』
集中が、出来ないっ………！！
ﾋｭﾝ
『えっ……、がっ…！！』
うそ、何も感じなかった。
そんなのありえない、アイツは、一体……？
得体の知れない、ただ体が大きくてパワーが規格外なヴィランに吹っ飛ばされた。ヒビ入ってないといいな
そしてまた立ち上がった先にいたヴィランを相手に、一体ずつ倒していく、やっと視界が広がった。
『……う、そっ』
『イレイザーっ！！！』
何、あのヴィラン。見たことない、何者……？
頭をまわすんだ…、いや、むり、理解できない。
あの、イレイザーの腕を、あんなに簡単に…？
確かにあのパワーだったら捕縛布で捕まえるのも難しい
でも、それでもイレイザーがこんなに簡単にやられるなんて……
『』ﾋﾞｸ
あいつが、リーダー。
「対平和の象徴、改人"脳無"」
メリメリ、って聞こえてきそうな、
「っ……！！！」
先生は、声にならない声を上げてる。
『やめて、……』
やばい、足、動かない、どうしよ
ここで私が攻撃を仕掛けたら？
ダメだ、あのリーダー格のヴィランの個性が分からない以上危険すぎる。
それにアイツらの逆鱗に触れてしまったらイレイザーがどうなるか分からない。
『…なんで、うごかないの、』
ひとり、逃げきれた……？
誰だ、機動力、飯田くん？
撤退、しない、する？どっち、なの。
いや、する訳ない。
「でも、気味が悪いわ緑谷ちゃん。」
『えっ……蛙水、さん、緑谷…くん、？』
どうして、ここに…？
「けども、その前に平和の象徴としての矜持を少しでもへし折って帰ろう」
マズイ、やばいやばいやばい、狙いはあっちだ、間に合え間に合えっ！！！
水でもなんでもいい、避難させるんだ、体うごけ、死んでも助けろ！！！
「………本っ当カッコイイぜ、イレイザーヘッド。」
間に、あった……？
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
