二人なら最強、ただし相性最悪【ヒロアカ】 (ページ18)

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「13号にイレイザーヘッドですか。
先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが……」

何故か、ヴィランがそんなことを口にした。

『……まさか、？』

相澤「やはり先日のはクソ共の仕業だったか。」

複数の手を身に付けた(?)ヴィランが口を開いた。

そいつから感じたのは、途方もない悪意に、恐怖。

聞かずとも私たちを殺す気だと言うのが容易に分かった、分かりたくもないのに。

「どこだよ、せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ」

「オールマイト、平和の象徴いないなんて
あー、子どもを殺せば来るのかなぁ？」

まるで子どもみたい、狙いはオールマイトさん？

13号「とっ、止まりなさい！！！」

『嫌です、ごめんなさい。』

みんなに比べたら私は経験がある。

体が動きそうな生徒は少ない、その分をカバー出来れば…

そう考えてクラスメイトを守るように、前に立った。

相澤先生が指示を出してる、流石だ、焦凍くんに百ちゃん、考えがしっかりしている。みんなの事はまだよく知らないけれど立派にヒーローじゃないか。

相澤「水沢、」

『はい。』

相澤「三分の二は俺が仕留める。」

それが合図だ

私たちはヴィランに向かって走り出した。

イレイザーヘッドが個性を消しているから幾分かマシだ、個性頼りのヴィランなら近接戦闘で倒せる。

ただ、こういうタイプの敵は……

『イレイザー！パス！！！』

デカい相手はイレイザーの捕縛布で。

私の手が空いたとき、少し後ろの方で轟音がした。

『爆豪くん、みんな！！』

私も加勢したいところだけど敵もプロだ、容易く向こうへは行かせてくれないだろう。

爆豪くんに焦凍くん、緑谷くん飯田くん、みんないる。

大丈夫、みんなを信じないと。

ん、……んんん？！？、！

『あれっ！！？！？』

突如上は闇に包まれ、気がついたら数人いなくなっていた。

『ということは、あのヴィランの個性はワープ、転移系か。』

「余所見してるとは余裕じゃねえかっ！！！！」

ﾊﾞﾝｯ

「グワァｯ！！！！！」

『これ、あんまりやりたくないんだよ。』

水分を凝縮して弾丸のように飛ばす。

相手がヴィランで自己防衛のためなら手加減なんて必要ないよね、先生。