二人なら最強、ただし相性最悪【ヒロアカ】 (ページ15)

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相澤「今日は学級委員を決めてもらう。」

昨日の講評を少し聞いたあと、先生の口から告げられた言葉。

その言葉に教室がドッと騒がしくなる。

普通科の高校では雑務を押し付けられがちな学級委員も、ここ雄英では他を牽引するに相応しい、そんな証でもある。

後ろで緑谷くんが同じようなことを呟いてた。

『(私は、いいや。)』

コネクションはたくさん作ってきた。

そこまで頑張りすぎないようにしなきゃ、疲れちゃうもの。

結局投票制になり、委員長が緑谷くん、副委員長が百ちゃんになった。

『(なるほど、緑谷くんが委員長……)』

正直、彼はそういうタイプには見えないんだけど……

今日は前日までとは違くて、ただ授業を行いお昼ご飯を食べた。

といっても、わたしはそんなことする暇なく学園長に呼び出されていた。

根津校長。

『あ、あの、私お昼ご飯食べたいのですが……』

校長室に呼び出されたと思ったら校長はニコニコしたままだんまり。

そして、やっと口を開いたと思ったら、

ウウ〜〜〜！！！！！

けたたましい音が鳴ったのだ

「セキュリティ3が突破されました。
生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください。」

『……校長、これは一体！！』

根津「うーん、どうやら構内に侵入者がいるらしい。
君も来たまえ、一緒に様子を見に行こうではないか」

いつもの調子でそんなことをいう。

こんなに呑気で良いのだろうか……？

根津「もっと焦るべきなのでは？と言う顔をしているね。

大丈夫さ、今侵入してきたのはただの報道陣。
彼の噂を聞きつけて、どうにか記事を作りたいんだろうね

………問題は、誰が雄英のセキュリティを突破した、か。」

『……』ｺﾞｸﾘ

根津「君もその目で見るといい。」