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緑谷「かっちゃんのこと？
別にいいけど、ボクが答えられる範囲で良ければ……」
『いやたぶんA組で1番爆豪くんのこと知ってるの緑谷くんだからね？』
緑谷「はは、照れるなぁ」
ｶﾞｺﾝ
『緑谷くん何飲む？』
緑谷「えっ、！？僕はいいよ、気にしないでっ！」
『いやいや、さっき教えてもらったしお礼。
貰ってくれない？』
緑谷「じ、じゃあっ、このスポーツドリンクを…」
『りょーかい。』
飲み物を買って教室に戻った。
話は弾んで、聞きたいこともどんどん溢れてきた。
私の個性についてもたくさん聞かれた。
緑谷「へぇ、水沢さんの個性では体内にある水分を凝縮したり出来るんだ。それは自分も他人も？」
『うん、そう。
この前の保須のときも、みんなの出血少しだけ止めさせてもらってました…』
緑谷「それ全然気付かなかったや、ありがとう。
てことは、出血を止めたり、あっ、もしかして汗や涙も調整できるの？」
『うん、出来るよ。
分泌の量を調節したりしてみんなの助けになればいいなって思ってるんだけど、これ使えるのはうちのクラスだと美奈ちゃん、轟くん、爆豪くんぐらいなのかな、と。』
緑谷「うん、たしかに。
その3人との相性は良さそうだね、かっちゃんの個性は汗腺から分泌されるニトロみたいなやつを使うから、もし汗の分泌量を増やせれば大きな爆発が起こしやすくなったりスパンが短くなるかもしれない……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
『み、緑谷くん……？』
緑谷「あっ、ごめん！！！！
水沢さん、個性と仲がいいんだね。羨ましいや。
個性の訓練とかどんなことをやってたの？」
『訓練？んー、そうだな。
体内の水分量から索敵を出来るようになりたかったから事務所の方で色々当てられるか水の感覚を覚えたんだ。
人の体内の水分量ってある程度は決まってるから体格や人数ぐらいは分かるよ。』
緑谷「へ、へぇ……そうなんだ。」
スゴいんだね、って。
緑谷「やっぱりエンデヴァーの事務所って、スゴいんだろうなぁ。
……やっぱり水沢さんも随分先にいるんだね。」
『いや、緑谷くんも戦う度に最高を更新していて凄いと思う。
もし私のことで何か気付いたことあったら教えてほしいな、私も、もっともっと強くなりたい。』
緑谷「……うん、僕なんかの意見で良ければ！
あ、それと、期末試験頑張ろうね！！」
『うん、頑張ろ』
緑谷くんと少し仲良くなれた、そんな一日。
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
