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降谷「風見、そちらからはまだ何も出ていないのか?」
風見「すみません、広域に呼びかけてはいるのですが電波障害が発生したようで映像の残っているカメラを探すのに時間がっ…」
『それ、どこか教えて。』
風見から聞いた"使えなくなった"カメラの位置。
それと、私だけが知っている彼女と共にホシを追いかけて辿った道。
『……行ける。』
まだ地図を見ていないからなんとも言えないけど、おおよその位置はなんとなく絞れた
降谷「あっ、おいどこへ行くんだ!」
『悪いヤツを捕まえに。
……一人で行ってくるから、零は着いてこないで』
降谷「……無茶はするなよ。」
風見や零からしたら、たかが捜査一課の捜査官一人なんだろう。
それなのに、私のワガママでこんな事をさせてしまっている。
バタン
愛車に乗り、地図を開く。
『(彼女と行動を共にしたのは、このあたり。)』
捜査一課の刑事さんたちは、どこまで見つけたんだろうか。
『余計な考えは無用。
私は私のやるべきことをしなさい、梅田A。』
確か、ホシを追い詰めた路地の近くにいくつか倉庫があったはず。
途中からは徒歩しかない
三時間も経たないうちにここへ戻ってくるとは。
『ハァ、……!いないっ、一体どこへ?』
仮に組織とは全く関係がなくて、さっき逮捕したやつが車を奪って逃げてしまったのだとしたら追うにも追えない。
ポタ______ポタ ポタ
聞こえる、何か雫の落ちる音が
信じたくない、いつの間にかこんなにもあの子のことを大切に思っていたなんて。
『ハ………?』
音のした方を辿ると、そこには予想通り血を流して倒れている人がいた。
しかし、それは私の探していた人ではない。
『どうして、
とりあえず、連絡はしないと
零と風見に伝えあとのことは下へ任せよう。
『それじゃあ、あの子は一体どこへ行ったの…?』
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霜月千(プロフ) - まさかの展開で心臓バクバクで夜しか眠れません…更新楽しみにして待ってます‼︎これからも頑張ってください‼︎ (2022年7月16日 14時) (レス) @page12 id: daaa59ce20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2022年7月3日 2時