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聞きたくない。
一番に思ったのはそれだった
スコッチ「これを見てよ?」
少し、上機嫌なのかパソコンの映像をそのまま私に見せる
それは
『録画、してたの?』
スコッチ「そうだ」
『悪趣味ね』
こんなことしか、言えない
未だに嘘だって思いたいから。
景光はいくら組織の命令といっても、こんなことをする人じゃないから。
"私が"そう信じたかったから
しかし、彼の見せた映像は私を更なる絶望へと突き落とした
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女性捜査官 side
「くっ、ここはどこなの!!大人しく投降しなさい!」
先ほどまでAちゃんと共に通り魔を追って、現行犯逮捕するまでは良かった。
本庁に連絡したあとに、車がある所まで犯人を移動させようと思っていた矢先の出来事だったのだ。
「がっ、!?」
電話をし終わったその一瞬で、ホシは腹を殴られ喉を切られた。
あの出血量じゃ即死だっただろう。
水色のパーカー、フードを目深に被った大柄の男
不思議と、その人からの殺気は感じ取れなかった
ヒュッと言う音が聞こえ首の辺りに衝撃が走ったと思ったら、次は暗闇の中にいた。
情けないことに気絶してしまっていたんだ。
「こんにちは、ようやく目覚めたんですねぇ。」
恐らく先ほど対峙したフードを被った男だろう、懐かしい雰囲気を感じた。
しかし、その相手が誰かは分からない。
「……貴方は誰なの。」
「オレはスコッチだ、宜しくな。」
この声、どこで聞いたんだっけ…
スコッチ「まぁ、これから死んでいくヤツに自己紹介してもムダか。」
「死っ!?
ど、どういうつもり!狙いは何。」
スコッチ「君と共に病院から出てきて、その後に飲食店へ入った彼女の事について聞きたいんだ。
出来れば、オレから手荒な真似はしたくないかな」
「っ、どの口が!!
彼女について貴方たちに話すことなんて何も無いわ!!」
そう、Aちゃんが私に話してくれなかったように事情があるんだもの。
かつての同期だった萩原くんたちに比べたら彼女にとっての私はちっぽけなものかもしれない。
でも、私たちが守っているこの国を、さらに前線で守ってくれている彼女を、私のせいで危険に晒しはしない。
「死んでも、言わないわよ。」
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霜月千(プロフ) - まさかの展開で心臓バクバクで夜しか眠れません…更新楽しみにして待ってます‼︎これからも頑張ってください‼︎ (2022年7月16日 14時) (レス) @page12 id: daaa59ce20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2022年7月3日 2時