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松野side
俺は、場地さんに呼び出され、芭流覇羅のアジトまでやってきた
今からやられることは大体わかってる。
多分、俺は今から場地さんに殴られるんだと思う。
場地さんのパンチ痛いんだよな
「(待てよ、俺が呼ばれたってことはもしかしてAも危ないんじゃないか?)」
そう感じた俺は『逃げろ』とだけ連絡を入れた。
芭流覇羅のアジトは薄暗くて気味の悪い場所だった。
そっからは良く覚えてないけど、今もずっと殴られてる。
「千冬!祭り誘えた!!!!
お前のお陰だわ、ありがとな。」
「なー千冬、待ち受けってどーやって変えるんだ?
祭りの時のAすげー綺麗でよ、思わず写真撮っちまった。」
「千冬、Aを頼む。」
どんだけ殴られても思い出すのは場地さんとAの事ばっか。
俺、場地さんのこと大好きかよ。
そしたらいきなり、アイツの声が聞こえたんだ。
『ち、ふゆ?ばじ、、くん?』
さすがに幻聴が聞こえてきてはそろそろやばい。
そう思った時、場地さんの顔が一瞬歪んだ。
『ばじくん、ちふゆに、何してるの』
場地「あ"?見てわかんねーのか、殴ってんだよ。」
松野「A、なん、で」
ここにいるはずのないAがいた。
俺は驚きを隠せなかった。
『ちふゆ、ごめ、ん』
半間「場地の女を連れてきた」
半間がそう言うと場地さんの手は完全に止まった。
でも表情が完全に崩れたり、Aの心配なんて一切せずに
場地「こいつは俺の女じゃねえ」
そう言った。
半間「場地の女じゃねーなら、まわしてもいいよな?」
松野「なにいってんだ、テメェ。」
Aを巻き込む訳には行かない。
しかし
ドサ
場地さんが頭を押さえつけて動きを封じる。
松野「場地さん、何するんスか。
俺、許せませんよ。」
場地「あいつは俺の女じゃねえ。
したいならすればいい。」
俺は知ってる。手が震えてたこと。
すげぇ悔しそうに唇を噛んでいたこと。
あぁ、場地さんも許せないんだなって思った。
でもここで手を離してくれないことだけは許せなかった
それから1時間。
Aは芭流覇羅の奴らに穢された。
たまにこっちを見る。
守れなくてごめん、場地さんに頼まれたのに。
自分で自分をぶん殴ってやりたかった。
多分それは俺だけじゃない。場地さんもそうだ。
俺を押さえつける力がだんだん強くなる。
俺なんかよりも、場地さんが1番悔しいだろ。
最愛の人を目の前でまわされてるんだ
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yoru24781785(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» そう言って貰えて感謝です!ありがとうございます…! (2021年9月30日 22時) (レス) id: c7d7e0653c (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - めちゃめちゃ甘酸っぱいせつないストーリーですね (2021年9月30日 14時) (レス) @page14 id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2021年9月28日 6時