両片思い 2 【東京卍リベンジャーズ】 (ページ36)

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誕生日ページ36

11月2日退院した

場地くんが迎えに来てくれて、なんと家まで送ってくれた。

『ねえ、明日って空いてる？』

私がそう聞くと彼は少し不思議な様子で

場地「空いてるけど、なんかあるのか？」

なんて答える。

『明日、場地くん誕生日でしょ？
一緒に過ごしたいな、って。』

場地「俺、誕生日か…。」

どうやら自分の誕生日さえも忘れてしまっていたようで。

『もし、行きたいところあったらそこに合わせるけど』

場地「いや、特に無い

その、俺ん家はダメか？
今、オフクロ実家戻ってて、しばらく帰って来れねえって言ってたから…」

『わかった、いいよ。』

場地「今日も、もしあれなら、泊まってってほしい…」

段々語尾が小さくなって、照れくさそうに言う

お祭りに誘われた時のことを思い出すな。

『え、いいの？
ぜひお邪魔させてもらいたいかな、』

場地「ほんとか！よし、じゃあ早速行くか！」

『待って待って、持ってきたいものとか色々あるし、ちょっとここで待っててほしいな』

場地「おう」

そして、急いで家の中に入り目当てのものを探す

『あった…』

一目惚れして買ったマフラー
プレゼントすることが出来そうで、とてもワクワクしてる

それから下着や歯ブラシなどをカバンに詰めて彼の元へ向かう

『お待たせ！』

場地「意外と荷物少ねーな。」

『うん。
お洋服とかは場地くんの借りちゃおうかなって…』

場地「いくらでも貸してやるよ」

そして、大好きな場地くんのバイクに乗り彼の家に行く

『おじゃまします』

場地「ただいまー」

場地「晩メシ、昨日の残りなんだけど良い？」

『あ、うん。ありがとう』

場地「じゃ、ちょっと俺風呂入ってくるわ」

『いってらっしゃい〜』

テレビでも見ようかな、なんて思っているとエマから連絡が来ていた。

退院したってことを聞いて多分暇な日がいつ？っていう連絡だと思う。スイーツ食べる約束したし。

少しやり取りをしていると、場地くんのおうちの電話がかかってきた。

『もしもし、場地です』

「もしもし、あれ、場地さんじゃない？？？」

『その声、千冬？』

「あ、もしかしてA？」

『うん、場地くん今お風呂入ってて、どうしたの？』

「いや、いつAが退院するか聞こうと思ったんだけど、その様子じゃ今日か。」

『そうなの、教えられてなくてごめんね』

「いいっていいって、じゃ楽しんで〜」

そう言って電話を切られてしまった