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606号室



スヤスヤと寝息を立てているA





エマ「A……」

ドラケン「あの時、行ってやれなくてごめんな…」



それぞれの思いを口にする






マイキー「そーいえばさ、」


思い出したようにマイキーが口を開いた








マイキー「場地、ここでAに告白してたよな!

しかも、泣きながら」

場地「なっ!!それは、今、言うなよ…」




マイキー「いや、ホントにあの時の場地面白かったよ」

松野「確かにすげーロマンチックでしたもんね。」


場地「千冬ゥ、喧嘩売ってんのか?」

松野「そんな事ないですって!
そもそも、最初に言い出したのはマイキーくんで、、」


マイキー「場地、これ以上後輩いじめんなよ〜」







いつも通りの空気で、会話で。

笑いながらAが突っ込んでくれる気がして。








でも、そんな願いは叶わず。








三ツ谷「そろそろ遅ぇし、帰るか。」


気が付けば20時を回っていた。






場地「俺は、残るわ。

話してーことも、あるし。」


ドラケン「おー、じゃあ頼んだぞ」


そう言って皆が帰っていく。









Aと2人きり。
約2ヶ月前も同じような状況で、告白したら起きたよな。


場地「俺な、起きたら色々言わなきゃいけねー事がある。

まずは、謝んないとな。



別れた時、嫌われなきゃって必死で色々傷付けたし



お前が芭流覇羅の奴らにまわされてる時もただ見てるだけだった


辛かったよな、助けに行けなくてごめんな。




別れたあと色々考えたんだけどよ、やっぱ俺にはAがいないとダメだ。

それに、千冬にAには俺がいねーと駄目って言われた。



A、倒れる直前に俺の事愛してるって言ってくれたよな、嬉しかった。

俺からもまた言いたいことあって、早く起きてくれねーと困る。




前も同じようなこと行ったら起きてくれたよな。」


ただひたすら話し掛けていると、看護師さんが入ってきた。




看護師「あら?貴方確か、2ヶ月前にもこの子のお見舞い来てたわよね?」

場地「え、あ、はい。」

看護師「彼氏さんかと思ってたけど、この子に聞いたら否定されちゃったのよね〜」

場地「彼氏、ではないっすね。
俺が別れを切り出したんで」


看護師「え?!
んー、最近の子の恋愛って難しいわね〜」


場地「そうっすね…。」


看護師「でもお互いがとっても大切な人なのよね。

面会時間過ぎてるけど、今回も特別にオマケしてあげる。」


看護師さんの優しさに救われた

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yoru24781785(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» そう言って貰えて感謝です!ありがとうございます…! (2021年9月30日 22時) (レス) id: c7d7e0653c (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - めちゃめちゃ甘酸っぱいせつないストーリーですね (2021年9月30日 14時) (レス) @page14 id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2021年9月28日 6時

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