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先程飲んだ薬のゴミ。


気付かないだろうと思って適当に捨てたのが仇となってしまった。

私もお兄ちゃんも風俗街で産まれた。


だからこういう薬もよく見かける。


マイキー「ケンちん、それ何?」

ドラケン「これは、緊急避妊薬のゴミだ。」


お兄ちゃんがそう言った瞬間、2人の動きが止まった。


三ツ谷「は、?どういう事だよ、」

マイキー「A。ちゃんと説明、できるよね?」


松野「あの…」

ドラケン「千冬は少し黙ってろ。」


空気がピリピリしている

嫌だな、話したくないな…


そう思いながらも、口を開いた。


『頭を殴られたとき、意識が朦朧として上手く抵抗出来なかった。
そのまま芭流覇羅のアジトに連れていかれて、場地くんを見つけた。
嬉しかった。一目でも見れたことが。

それから、半間って人が私の事まわすって言いだして、抵抗しようとしたけど、出来なくて。


場地くんにも千冬にも、、皆に見られながら……


凄く嫌だった。でも、体が言うこと聞いてくれなくて。






千冬も場地くんも羽宮くんも悪くないよ。

悪いのは、弱い私だから。』


私が説明すると、みんな悲しそうな顔をしていた。

三ツ谷「そんな事が、。」


ドラケン「守ってやれなくて、ごめんな。」

マイキー「……」


『私ね、場地くんのことまだ大好きなの。』

ポカンとしてるけど気にせず話し続ける。


『どうやっても好き。
私も千冬と同じで、別に場地くんのことを恨んでない。

でも、皆は違うようだから言っておくね。



今回私が初めから本当のことを言わなかったのは、マイキーが真一郎くんのときに私にしてくれたことと同じ気持ちなんだ。』

マイキー「それって、、」

『みんなに傷ついてほしくなかったから。
これ以上は、誰も傷つかなくていいの。

マイキー、言いたいこと分かってくれるよね。』

ドラケン「まさかお前、」

『場地くんのこと恨まないでほしい。
実際に私にこんなことにしたのは彼じゃない。
芭流覇羅に対してどう思うかとか、決戦がどうとか口出すつもりは無いの。


喧嘩するなら暴れていいと思うし、タイマンして、それですっきりするならそれでいいと思う。

ただ、場地くんが何をやろうとしてるのか、私はそれが知りたい

なので、場地くんに怒りの感情を抱いていいのは私と直接手を下された千冬だけです…。』


そう言うと、3人は笑顔に戻って私のお願いを承諾してくれた。

夢?→←.



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yoru24781785(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» そう言って貰えて感謝です!ありがとうございます…! (2021年9月30日 22時) (レス) id: c7d7e0653c (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - めちゃめちゃ甘酸っぱいせつないストーリーですね (2021年9月30日 14時) (レス) @page14 id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2021年9月28日 6時

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