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桜の花びらが舞う季節。
高校入学も無事に終え、新しく出会ったクラスメイト達と、ヒーローを目指していく
と、思ってたんだけど
「 キャラ濃いなあ 」
1番の問題児そうなハリネズミ頭の彼を見て、私は小さく笑った。
今は実戦を交えた授業中
モニター越しに戦うみんなを、私は見ていた
「 次は…八百万と都形だな。」
相澤先生の合図に、私達は顔を合わせる
「 よろしくお願いしますわ 」
「 うん。手加減はなしで 」
「 もちろんですわ 」
お互いに挨拶を交わして、モニター室を出ようとした。
その時、久々な彼の横を通り過ぎる
視線は交わらない
晴天な空の下、八百万さんと向き合う
「 雨が、やまないね 」
「 …何か企んで？ 」
「 んーん、じゃあ。始めようか 」
合図が鳴って、私は指を鳴らした
「 私の可愛いドールちゃん。」
「 ！ 」
どこからともなく、ぞろぞろとドールが歩いてくる。
「 それじゃあ、八百万さん。
楽しい人形劇を始めよう 」
私は先制攻撃を始める
八百万さんは体からハサミを出した
「 うわあ、残酷 」
私がそう言って眉を下げると、八百万さんは「 そんなこと言ってられませんもの 」とドールを切り裂いた
綿が出て、倒れ込むドール
「 ああ、可哀想なドールちゃん。痛い痛いって、泣き叫んでる 」
八百万さんが、一瞬の隙を見せた
彼女はとても、純粋だ
「 罪の分だけ罰を、」
ドールが八百万さんに一斉に飛び掛って、下敷きになった。
「 重、い…ですわ 」
「 このドールちゃん達はね、仲間が切られた分…あなたが罪を犯した分だけ重くなるの 」
［ 八百万戦闘不能。都形勝利 ］
終わりの合図が鳴って、私はドールから八百万さんを救出した
「 八百万さんが純粋でよかった 」
「 いえ、鍛練不足ですわ。言葉に踊らされて攻撃に隙を見せるようでは… 」
「 もー…私八百万さんのそゆとこ好きだよ 」
「 まあ…嬉しいですわ！」
私たちがモニター室に戻ると、皆から労いの言葉が投げられた。
「 性格のわりぃ女だな 」
その他所で、爆豪くんが毒を吐く
「 ……そうかも 」
私がそう言って笑うと、「 爆豪に言われるのはあれだよな 」と男子のフォローが入った
そしたらまた、いつもの調子で爆豪くんがキレる
「 おい 」
「 ！
何、轟くん 」
ああ、君は
相変わらず、そんな
胸がちくりと、傷んだ気がした
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夜乃ツキ(プロフ) - バニラバニラさん» 壮大なネタバレ！！！！キャラ崩壊ろきくんですが、ドキドキして頂けたなら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2019年1月27日 18時) (
レス) id: afb473d78d (このIDを非表示/違反報告)
バニラバニラ(プロフ) - 轟くんとナチュラルに指くわえるのは胸キュンですね！電車でバランス崩して距離がめっちゃ近いのもドキドキしました！ (2019年1月27日 11時) (レス) id: 171a74232b (このIDを非表示/違反報告)
夜乃ツキ(プロフ) - Ｈｙｎｅさん» はじめまして。コメントありがとうございます。今回はばちばちに轟くんがキャラ崩壊していく話なので、飽きずに付き合ってやってください。これからもよろしくお願いします！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: afb473d78d (このIDを非表示/違反報告)
Ｈｙｎｅ(プロフ) - はじめまして。轟くんと夢主ちゃんが可愛い！続き楽しみにしています。 (2019年1月26日 15時) (レス) id: f2fe0e322f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜乃ツキ | 作成日時：2019年1月25日 22時
