【銀魂】紅華の女医

16.オフでも ページ19

「急な仕事が入ったんで、姉御の事宜しく頼みまさァ。」


と沖田君の急な都合により、
そのまま銀時と二人残された。



「で、何処に寄るつもりだったんだ？」




『特による所は無いけど……』



街の案内って事で適当に沖田君と歩いてたからな…。



するといつの間にか取ったのか、私の団子まで平らげ、


「じゃあ、お任せって事で。俺がかぶき町というものを教えてやる。お代はその団子とちょっとした代金って事で。」



『馴染みに金を取るんどすかい。』



「俺も仕事しなきゃだめなんですぅ！Aも結構お金あるんだろ？それに暇。だったら話が早い。」




銀時は私を何処に連れて行くのやら…。




…………


「あら銀さん！あとAさんまで！わざわざ遊びに来てありがとう。」



『お妙さん、お久しぶりです。』



銀時が連れてきた所はスナックすまいる。
ここは皆が言うキャバクラなんだとか。



そこには新八君も神楽ちゃんが接待をしていた。新八くんが女装をしていて、神楽ちゃんが分厚いお化粧をしていた。




「えっ！Aさん？！どうしよう僕すごく恥ずかしい格好だぁ……。」



「A！会いたかったネ！心ゆくまで遊ぶヨロシ！」




『久しぶり。でどうして二人がこんな所に？』



「姉御の助っ人ネ。偉いやつが来店するらしいあるヨ。」



「人手が少くて、僕らか代わりに接待してるんです。」




未成年にこんな所で仕事をして良いのか？と思うけど、銀時やお妙さんがいるなら大丈夫よね…。



「銀さん早く着替えて下さいな。ついでに悪いんですけど…、Aさんも少し手を借りても良いかしら？」



『……はい？』



………

「よーく似合ってるわ！！うん。これで売り上げ間違いなしね！化粧も凄く似合ってるわよ。」



『こ、これ、胸元開け過ぎて変ちゃいますか？えらい恥ずかしおす。』


「何言ってるの！折角良い体型してるんだから！着飾らないと損よ！」




胸元が開いた群青のスレンダードレス。
スリットも深く入っていて、ちょっとの動きで見えそうになるくらい…。




……やっぱり着替えなきゃ…！



「A すっごい綺麗ネ！！ねっ、銀ちゃんに見せるヨロシ！！」



神楽ちゃんが入って来て、もう後戻りが出来ない……。



「新八ィ……！銀ちゃんこっち来るヨロシ！！」



「何ですか？神楽ちゃん？」



「ギャーギャー騒ぐなよ、神楽。で、Aがどうしたって？」



……銀時に馬鹿にされるっ…！！

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