【募集企画】とある最強の独立大隊。＜本編＞

自己紹介　ヒューゴ ページ6

軍務省法務部独立大隊『ルーヴ』


そこの隊員の1人である彼、
ヒューゴ・ウォードはレオンに
許可を(どちらかと言うとむしり)取り
監視カメラや防衛システム用の
沢山のPCやモニター、それに伴う
数多くの情報を取り纏めたファイル類を
詰めに詰めた監視室で1人、
深い深い溜め息を吐いていた。
(因みに、設置後はココに少しどやされた。)

「自己紹介って何やねん...
　別にせんでもええし、そんなに
　言う事は無くないか？
　ま、能力は喋らなくても良いやろ。
　そもそも説明も面倒くさいしな。」

彼の声に関する能力、例えば
自身を中心にした一定の範囲内や数の人間に
声をテレパシーのように伝えたり、
音圧や振幅数を変えて通常以上の
大きな声にしたり...とある訳だが、
どう足掻いても堅苦しい説明にしか
なる事はないし、尚且つ
少々説明に時間がかかるのだ。
それに少し強制力を持たせる程度だが
言霊に近い物も使う事が出来るのもある為、
まぁ...言わない方が吉だろう。

「ひとまず、名前は言うか。
　言わんと始まらんし。
　俺は不利益を被る事はないしな。
　うーん、何しとるかも言っとくべきか？
　後は...何にしとけばええんやろか。」

答えを出す為に頭の中で逡巡しながら、
監視カメラのモニターを見たり
システムの異常等がないかの確認をしていた。

「よし、特に何も異常もあらへんな。
　ん、何々？帝国の情報プロテクトに
　攻撃痕有(修復済)やって？
　はー...帝国には別に情とか無いけど
　仕事せんとジジイ共が面倒くさいしな。
　修復済みやし、ひとまず...やな。」


言い終わった後1つ背伸びをして
PCの操作を全自動モードに切り替え、
一応報告しておこうと部屋を出た。

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