突然のシリアス！！ ページ45
誰もその場で起こっていることを止めようとしなかった。
大丈夫。落ち着いて。
必死に自分に言い聞かせる。
それでも思うように声が出なかった。
いつも同じようなことを言われ続けてきたのに。
その時は、ちゃんと前を向けたのに。
体育館に響く暴言が、悪口が、皆の目線が。
怖くて、声も出せない。
……あ、そっか。
結局私、強がってただけだ。
思い返せばいつだってそうだった。
旧校舎にこもってたのだって、向けられる言葉が怖かっただけなんだ。
「……っ」
私はマイクを持ったままうつむいた。
自分が弱いことに気づいてしまった今、皆に見せる顔がない。
視界が滲み、頬を伝う冷たい涙が足元にこぼれ落ちた、その時。
？「バッカじゃねーの」
今にも座りこんでしまいそうな私の背後で、誰かがﾎﾞｿｯと呟き私のマイクを奪い取った。
そして堂々と前に立つとまっすぐに前を向いた。
キヨだった。
キ「死ねとか、やめちまえとか、バカの一つ覚えかよ！
そのくせして俺たちには○○様？ふざけんのも大概にしろ！！」
大声で話すキヨに続くように、まふも前にでて生徒を止めに入る。
まふが話している中、私はしゃがみこんでひたすら泣きじゃくっていた。
そらるさんに頭を撫でられ、96に謝られながら抱きつかれ、天月、うしさせと歌詞先生からは「今までよくがんばった」と励まされて。
みんなの言葉が、私のためにしてくれている行動一つ一つが、
今まで私が心に溜め込んで来たことを溶かしていく。
そしてその溶けたものは、頬に伝う涙となって消えていった。
その涙は、さっきと比べ物にならないくらい、生ぬるくて、暖かくて。
私は意識を手放した。
* * *
突然シリアス展開びっくりしましたよね！
私も自分の考えと語彙力のなさにびっくりしました！！(((
なんかこういう描写書くの苦手なんですが、書いてて楽しいのでつい……
すーぱーヒーロー→←みんなの前で話すのって緊張ヤバいよねほんとに
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 335人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラムネ(プロフ) - くまくまちゃんさん» わぁ本当ですか！？！じゃあくまくまちゃんさんめちゃタイプなんですけど！((( コメントありがとうございます！ (2020年9月7日 0時) (
レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - わー、僕身長と学力と顔以外夢主と一緒なのだが〜。 (2020年9月6日 21時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
pp_rally(プロフ) - 続編を見るのにパスワード？が必要らしいのですが、設定ミスかなにかですか？？それとも私側のバグでしょうか…… (2020年5月19日 20時) (レス) id: 9f21c06b4c (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - colorさん» 見た目好きっていうコメント多くて嬉しいです……！ありがとうございます！私みたいにかけるようになりたいだなんてもったいないお言葉ですが///お互い頑張りましょうね！！ (2020年4月14日 20時) (レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - れもんさん» 同じだったんですか！？すごい……運命感じました((( ふざけて、体重はりんご三個分だぞ☆とかにしなくて良かったです← コメント頂けて嬉しい気持てぃでいっぱいです！ありがとうございます！！ (2020年4月14日 20時) (レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラムネ x他1人 | 作成日時：2019年8月28日 18時
