似た者同士だけど嫌いなんです【そらる】

なにしてんだろ ページ6

_Ichinose side_




『きゃっ』



と後ろから声が聞こえた



いつもならほかっておいて後に大丈夫？なんて言って適当に笑っておくんだけど今日は何故かはわからないけど体が動いた




何故かはわからないけど大嫌いなこいつを庇っていた




びっくりするくらい軽くて離したくないと思った




有栖川とは去年からずっと同じでずっと惚れさせようとしてた




だけど俺には惚れないし挙げ句の果てには周りの好感度をどんどん上げていく




悔しくて仕方がない筈なのに俺は庇った




俺の上には大嫌いな彼奴



あたふたしててまるで早く退かなきゃって顔で言ってる感じがしていた




彼方「有栖川さん降りないの…？」



ひぇえって思ったような顔で降りて叫びながら俺から降りた



なんだかお腹の辺りが寂しく感じた



でもまぁ、いいやと思い先生の方へ



彼方「終わりましたー」



と先生へ



すると有栖川は会長に呼ばれて会長と話していた



有栖川は俺と話すときと違う笑顔で




まるで幸せ〜みたいな感じの顔になっていた




確かに会長はイケメン




でもそんなにころっと態度変えられるとむかつくよねぇ





本気で惚れさせたくなっちゃうなぁ




なんて思いながら有栖川の方を見ていると会長と目があった




にこっと笑って有栖川に何かを言っていた。




有栖川はそれを否定して居るように見えた




何の話をしているんだ




と思いながらも先生に呼ばれ先生と話していた




どうやら１年が会場に入ってくるとき有栖川と会場の電気をつけたり校内を見回ったりと今回の入学式はとにかく有栖川と二人で回って欲しいらしい。



此方としては好都合な内容だったのであっさり受け入れた




早く入学式始まらないかなぁなんて思っていた




すると有栖川が一人に



この事話したほうが良いよなと思ったので声を掛けようとしたがなんと掛ければ良いかわからなかったので適当に



彼方「有栖川さん大丈夫？やっぱどっか痛いの？」



なんて言ってみた



すると有栖川はふわっと笑って大丈夫だよ〜なんて。




その笑顔が




何故かは知らないけど




俺の事を夢中にさせるには十分で




また見たいと思うような笑顔だった




自分の顔が赤くなっているのを見られたくなくて、認めたくなくて自分の腕で顔を押さえた




この気持ちに気付くのには



認めるには




まだ時間がかかりそうだ___



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昨日だけで2000hit超え本当にありがとうございます

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