似た者同士だけど嫌いなんです【そらる】

暑さにやられたヒロイン？ ページ15

きゅんとしたのもつかの間で。



とてつもなく暑い………。。。



しかも頭まで痛いとかどういう状況……





『今日凄く暑くない…？？』



と話す話題が無かったので問いかけてみる。



すると一ノ瀬彼方はうーん、と言ってから



彼方「暑いと言うか湿度が高いからムシムシするよね」



と手を顎に添えながら考えるような素振りをして答えた



そんなに頭使う質問してないよね…。。



元々の頭がいい人って全て論理的に考えそうよね。←



『たっ、確かに…！ムシムシする、ね、。あはははははは。。。』



もうこいつと話すの辞めよう。



と思いながら一人ですたすたと歩いていこうとするものの一ノ瀬彼方は私の後ろをすたすた付いてくる



ス、ストーカー？←



こんなこと考えてたら素出そうだし脳内もお花畑でいこう


なんて暑さにやられた私の頭はいろいろ限界だった




彼方「暑そうだね。もう少しで駅だよ。」


と声をかける一ノ瀬彼方



でもその声も段々遠退いていく




あー。やばいやつだ。なんて思ったときには私の視界は真っ暗だった。




.




.




『ん……』



ここは、ベッド……。天井……。見たことないやつだ。



隣は……




『一ノ瀬彼方！？！？！？』



一ノ瀬彼方が眠っていた



おでこには冷たいものが貼ってあり先ほどの頭の痛さも少し和んでいた



もしかして一ノ瀬彼方が看病してくれた…？



一ノ瀬彼方の家に私は居るのか…？



色々パニックだぞ！？！？



私一ノ瀬彼方と帰ってて……




途中からの記憶がないｯｯ


うっわぁ。。。倒れた系かな。。。



最悪だ…あの一ノ瀬彼方に今借りを作られた。



借りを返せってどんなことされるのかな…



と脳内がいつもより働きパンクしそうなくらいフル回転させてたどり着いた結果が



今ここからすぐに出ていくこと




という結果になった



そうと決まればすぐに移動。



ベッドから降りようとしたとき腕に違和感の有るものがした



一ノ瀬彼方の手だ。



なんと握られているのだ



.

パニック→←生徒会だって忙しい

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