Ep,3 ページ3
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「うわぁ、やっぱり人多いんですね！」
...なんで今私はこんなところにいるんだろう。
「A？どうしたんですか？どっか痛い？」
向かってくる大勢の人に揉みくちゃにされながら前へと進む。
賑やかなのは結構好きだけど、ここまで来ると正直引く。
「おーい！Aー？？」
「あ、ごめん、どうしたの？」
洋服の端を控えめに摘まんで、上目遣いに私を呼ぶチャンミンに気づく。
ついこの間までは私より小さかったはずなのに、いつのまにか抜かされてしまった身長。
それにも関わらず上目遣いがこんなに可愛いなんて、いったい神さまは何をしているんだろうなどと無意味な事を考える。
「何ってこっちのセリフですよ！ほら、はぐれちゃうでしょう？」
そうやって頬を膨らませる仕草も小さい頃から変わってなくて可愛いな。
やっぱりまだまだ可愛い私の弟だと安心していたのもつかの間、さっきまでの控えめな行動は何だったのかと言いたくなるほどいきなり私の手を握ってくるチャンミン。
「なに！？」
「え？何って、はぐれちゃうでしょ…わ！ごめんなさい！！」
私に言われてやっと気づいたのか、これまたいきなり手を離す。
耳まで真っ赤にして俯くチャンミンに自然と笑顔がこぼれる。
私もいきなりの行動に驚いただけであって、むしろこうして成長した今でもチャンミンが私を慕ってくれるのが嬉しい。
「いいよ、今日はエスコートしてくれるんでしょう？ほら、手かして！」
今度は私からチャンミンの手をとって、ギュッと握りしめた。
チャンミンが驚いてこっちを見ているのには気づかないふりをしてゆっくりと歩みを再開する。
「久しぶりだね、こうやって手繋ぐの、昔はいつも私の後ついて回って可愛かったんだけどなぁ」
まぁ今もだけどね、そう言って笑うと笑顔を取り戻したチャンミンの顔が微かに曇ったような気がした。
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さちっち(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします(^^) あっ！ユノバージョンも楽しみにしてます〜（≧∇≦） (2017年5月21日 23時) (
レス) id: dc893619d5 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - さちっちさん» こちらこそ温かいお言葉ありがとうございます！そう言って頂けると本当に再開して良かったと思いました^^これからよろしくお願いします。 (2017年5月21日 22時) (レス) id: c80044208d (このIDを非表示/違反報告)
さちっち(プロフ) - 楽しみに待っていました！再開してくださりありがとうございますm(_ _)m (2017年5月21日 22時) (レス) id: dc893619d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき | 作成日時：2017年5月21日 20時
