世界 ページ12
ヒ「A、1つ確認しておきたいんだけど、良いかい？」
鬱蒼とする森の中を迷いもなく先導するヒソカに、着いて歩くこと10分。
唐突に話しかけられ、前を歩くヒソカの後頭部を見つめた。
「なに？」
ヒ「君は別の世界から来たのかい？♢」
「...どうしてそう思うのォ？」
ヒ「先程の質問、君はだいぶ動揺していた様だから意識はしていなかったのかもしれないけど...『この世界の人間』と口にしていただろう？先程の質問で常識を問いたいだけ、もしくは地域性の違いを知りたいだけなら『この辺りで』と口にするはずだ。世界という単語を用いた時点で、違う世界である可能性を君は見ていた。そしてハンター協会の名を聞いた君の反応からして、可能性は現実となった。」
違うかい？と確認しながらこちらを向くも、ヒソカは既に確信しているようだった。
どうやら頭も回るらしい。
ま、嘘をつく理由もないか。
「そうだよォ、世界を超えて迷子になっちゃったみたい。」
ヒ「それは災難だね♢」
全く案じてなさそうな声音に思わず怒りが沸いてきたが、ふと気付く。
別の世界から来たことに対してあまり驚いていない...？
自分から真に迫って質問してきた手前、別の世界から来たということを信じてないというわけでも無さそうだ。
「ねぇ、ヒソカ。何であんまり驚いていないの？世界を渡る方法、何か知ってるの？」
ケン兄にまた会えるかもしれない、焦りが不機嫌さとなって声に乗る。
そんなボクの焦りを知ってか知らずか、ヒソカはクツクツと笑った。
ヒ「期待に添えなくて申し訳ないが、世界を渡る方法は知らない。...ただ、」
「ただ、何ィ...？」
ヒ「念能力なら、あるいは。そう思っただけだよ♠」
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エンプティ(プロフ) - え、待って東京喰種とHUNTER × HUNTERって私の好きな作品のじゃないですかァ!!!!!しかも男主って、最高ですな!!!! (2020年10月19日 0時) (
レス) id: 136ec5e8ca (このIDを非表示/違反報告)
色 - 凄い良いところで止まっていて続きが気になります...！ (2016年12月26日 1時) (レス) id: 12fc0e6beb (このIDを非表示/違反報告)
Sincerity誠(プロフ) - はじめまして。主人公がとても可愛らしく思いました。語尾が伸びてたりしすぎると少々鬱陶しいですが、そこら辺の配慮がしっかりされていて読み易いし、好感が持てました。更新お待ちしてます。 (2016年11月15日 10時) (レス) id: b5331223fe (このIDを非表示/違反報告)
他力本願(プロフ) - ヒ、ヒソカだと��(ﾟДﾟ) 夢主とヒソカの絡み...ちょーおもしろいです!! 仕事になれるまでずーっと待ってます！ (2015年11月26日 17時) (レス) id: ad557e9716 (このIDを非表示/違反報告)
頼斗-Yorito-(プロフ) - コトミさん» 面白いと言って頂けて嬉しいです(*´ω｀*)ありがとうございます！頑張りますね(^-^) (2015年11月22日 23時) (レス) id: a813bd4cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：由良 | 作成日時：2015年7月15日 15時
