5 ページ5
家に帰ってすぐ僕は自室に籠ってベッドに身を投げた。
言ってしまった。夏海の手助けをする、と。
最悪だ、なんであんなこと言ってしまったんやろ僕は。正直に言えばよかった、僕もショッピが好きなんだって。だから夏海の手助けは出来ないって。でも僕はサポートキャラだから、、昔からそうなんだから僕はサポートキャラとしての仕事をしないといけない。
神様、なんで僕をサポートキャラにしたの、？
その日は結局ご飯が喉を通らずただひたすらに泣いた。
ーーーーーーー
(朝)
A『、、朝か』
気付いたら寝ていた、うわ最悪だ目が腫れまくってる。これはいじられるな笑
A『、、学校行きたくないな、、夏海の顔見れないよ』
夏海はもう僕の敵であり味方なんだ。
ーーーーーー
(夏海の家の前)
結局来てしまった、、夏海の家のチャイムを押す前に夏海が玄関から飛び出してきた。
夏海『Aおはよーう！』
A『夏海なんでそんな朝から元気なん笑』
夏海『昨日のことで嬉しくなってさ、やっぱり持つべきものは優しい幼馴染だよ！』
違う、僕は優しくない
夏海『Aが味方してくれるように私もAの味方だからね？』
A『、、そうだね、僕はいつだって夏海の味方やからね。』
夏海『ありがとA！よし、今日も学校頑張ろうね！』
その太陽のように眩しくて明るい笑顔が嫌いになりそうだ、僕は君の敵であり味方。ただそれでしかないんだ、君は知らないんだろうね。知る必要なんて無い。
夏海『てか目どうしたの?!めっちゃ腫れてんじゃん！だいじょぶ？』
A『あー昨日ドラマあったやろ？恋愛の、ヒロインが救われるシーンに感動してさ。んでこのザマよ笑』
夏海『ドラマなんてやってたっけ？あー恋愛のやつはあれか！今ネットで話題になってるやつ！三角関係のやつだ！』
夏海『泣くほど感動するなら私も見ようかな、、』
A『夏海にはまだ早いんとちゃうか？お子様やからな夏海は』
夏海『はあ？そんなことないし！』
A『まあこれくらいにしてはよ行くで、昨日より余裕あるしゆっくり行こな』
夏海『おけい』
夏海は優しい。今だって僕の目が腫れてることに気づいて心配してくれた、こういうところが好かれるのだろう。僕だってもし恋愛対象が女の子なら夏海のことが好きになっていたのかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
湯葉(プロフ) - らいまろさん» コメントありがとうございます！続きも楽しみに待っていてくださいー！ (10月30日 13時) (
レス) id: 2976aab9a6 (このIDを非表示/違反報告)
らいまろ - 主くん、報われてぇ、続き楽しみにしときます！ (10月30日 13時) (レス) @page11 id: f6a581d3fc (このIDを非表示/違反報告)
湯葉(プロフ) - モモモさん» わわわ！指摘ありがとうございます😭 (10月27日 23時) (レス) id: 2976aab9a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：湯葉 | 作成日時：2023年10月22日 3時
