単独任務 ページ22
Aside
八十八橋の任務からしばらく経った日、私は医務室にいた
『硝子さーん、真希たちが1級に推薦されたって…』
家｢何か問題があるのか｣
『…追いつかれちゃう、、』
それはねーよと硝子さんの顔が言っている
みんな私が強い強いと言ってくれるが自分ではよく分からない。
私はまだ領域展開ができていないし、この制服に見合うくらいの強さが欲しい。
うだうだしていると医務室の扉がガラガラと開く
『あれ、伊地知さん。どうしたんですか？』
伊｢Aさん。ここにいましたか｣
『あ、私に用ですか？』
伊｢急で申し訳ないのですが、任務です｣
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栃木県 鬼怒川温泉
古くなった旅館を潰し、新しく現代的な旅館を建てるため大規模な工事が行われた。
しかし工事中に相次ぐ呪霊による不審死。被呪者は工事関係者、旅館関係者、のべ7人。被呪者は八十八橋を超えた。
さらに1回目の調査に派遣された準1級術師2名は重体。
この事態を打開するため、東京都立呪術高等専門学校 特級術師1名を派遣する。
ってことで、新幹線に揺られ、バスに揺られ鬼怒川温泉までやってきた
今回も五条先生が不在なのをいい事に単独での特級案件が回ってきた
10月に入ると栃木県はそれなりに冷える
ぶるると身体を震わせて歩いていく
建設途中の工事現場に足を踏み入れるも呪霊の気配はない
『まーた結界か〜』
近くに川が流れているが今回は関係無さそう
まだ建て壊されていない隣の宿に入る
『……ここが結界か』
一直線の廊下が続いている
取り敢えずどんな結界か知るために壁に跡を付けながら走る
15分は走っただろう
壁に付けた跡は無いからループ構造ではない
恐らく私の移動に合わせてツギハギに作っているのか
2人いれば別行動して外に出られるが、生憎1人
壁も破壊できないようになっている
雷鳥を出し二手に分かれて移動する
さっきのようにしばらく走ると急に結界が崩れ始めた
外に出ると、結界に入る前は夕方だったはずなのに辺りは昼間のように明るい
…呪霊の結界で時間がズレている
話には聞いたことがあるが出会ったのは初めて
そして当たりが明るいことで気付く
『帳！！！！！』
急いで帳を降ろす
後でしこたま怒られるな〜としょんぼりしてたら瓦礫から呪霊が出てくる
結界の時点である程度は予想出来ていた
少年院、八十八橋の時と同じ呪霊だった
終わり
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夜(プロフ) - r_inaaa6さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります；； (12月1日 14時) (
レス) @page14 id: 16714506de (このIDを非表示/違反報告)
r_inaaa6(プロフ) - めちゃめちゃ好きで一気読みしちゃいました！！更新楽しみにしてます^^これからも頑張ってください^^ (11月22日 13時) (レス) @page9 id: ee744ba5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2023年11月14日 3時
