共犯 ページ15
Aside
2人の元へ着くと呪霊らしきモノが術式を開示していた
呪霊らしきモノは【兄】と【弟】の2体いた
ソイツらの血を浴び、2人どちらかが術式を発動させると腐食が始まる術式
野薔薇が自身の手首に釘を打ち込み共鳴りで攻撃する
野「我慢比べしよっか♡」
その様子を見て茂みから出る
『女の子の体に傷付けちゃダメでしょ』
釘「Aさん!?なんでここに」
虎「うおっ!びっくりした」
『説明はあと。ちゃっちゃと祓うよ
__呪霊か分からないけど』
そう言うと
悠仁は【弟】の方に呪力を込め殴ろうとする
『術式反転 戻電』
2体の動きを止める
止まったところに悠仁がしっかりと拳を入れる
そして続けて何度も呪力を込めて殴る
【兄】が野薔薇に向かおうとする所を迅雷で止める
【弟】はもうかなり弱ってそうだ
《兄者...》
その瞬間、野薔薇と悠仁に罹っていた術式が解けた
野薔薇と場所をスイッチし、悠仁が【兄】に殴りかかる
【兄】が後ろから【弟】へ攻撃する野薔薇へ攻撃を飛ばした
それを幕雷で守る
その瞬間2人から黒い火花が散る
『__黒閃!』
【兄】の右腕は吹き飛び、【弟】は瀕死
【弟】に背を向けた野薔薇に最後の力を振り絞って【弟】が襲いかかる
《兄者ァァアアァ!!》
そこへ雷刀を頭へぶっ刺す
『大丈夫。すぐ一緒に逝かせてあげる』
《血塗...》
【兄】が涙を流す
消えない【弟】
『__やはり呪霊ではないか』
2人も気付いたようだ
その時トンネルから1台の軽トラックが向かってきた
『やばっ!帳!!忘れてた!』
その軽トラックの荷台に【兄】が乗り逃げる
雷鳥の攻撃と迅雷を急いで放つ
衝撃で【兄】は軽トラックから落ちる
《クソッ...女ァ》
その瞬間悠仁は拳をにぎりしめる
ごめん。そう言い黒い火花を散らした
悠仁は祓ったのではなく殺してしまったことにメンタルがやられている
釘「私はぶっちゃけなんともない。術師やってりゃこんなこともあるでしょ。Aさんは?」
『私もかな。前、恵にも言ったけど、誰かを助けたいと思って呪術師はやってない。
私が助けた人の顔も、助けられなくて死んだ人の顔ももう覚えてないからね。』
虎「……でもアイツ泣いたんだよ...
俺が殺した命の中に涙はあったんだなって...それだけ」
釘「そっか...じゃあ、私達。共犯ね。」
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夜(プロフ) - r_inaaa6さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!励みになります;; (12月1日 14時) (レス) @page14 id: 16714506de (このIDを非表示/違反報告)
r_inaaa6(プロフ) - めちゃめちゃ好きで一気読みしちゃいました!!更新楽しみにしてます^^これからも頑張ってください^^ (11月22日 13時) (レス) @page9 id: ee744ba5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜 | 作成日時:2023年11月14日 3時