灯る ページ12
伏黒side
津美紀の同級生からの証言で、津美紀の名前が出た時、焦りなのか恐怖からなのか
喉が絞まり上手く息が出来なくなった
津美紀は今寝たきりだ
既に異常発覚から2週間経っていたら_____
虎「伏黒!!しっかりしろ!!まずは安否確認だろ!!」
虎杖の声で現実に戻される
伏「…大丈夫だ。悪ぃ、少し外す」
少し離れたところに移動し伊地知さんに電話をかける
伊「__事情は分かりました。津美紀さんの護衛ですね。
ですが手の空いているのが2級術師の方だけで…」
2級……
伊「被呪者の数がこちらの想定よりずっと多いとなると、呪いの等級も見直さねばなりません。
虎杖くんの成長を加味した上で割り振られた任務。
そこから更に危険度が上がるとなると2級術師の手には余るかと。
皆さんも同様です。個人的には撤退を勧めます」
伊地知さんの客観的な意見を聞いて、考えていると電話口から彼女特有の澄み透った声が聞こえた
『電話相手誰?五条先生?』
彼女は五条先生の事を想っているのか、そんなことを聞いた
心の奥底で嫉妬を感じると共に灯ってしまった感情に気付く
そんな場合じゃねぇってのに……
Aさんから任務の詳細を聞かれたため掻い摘んで説明する
『___これはいくら津美紀を護衛しても、呪霊が襲ってくるタイプではなく、マーキングした人間の内側から術式が発動するタイプだったら意味無くない?』
伏「やっぱ今すぐ祓うしかないですよね
…危険度が上がっているので五条先生が帰ってきた時にと思ったんですが、これはタイムリミット付きなので」
『ここに特級いるじゃん』
伊「……え?でもAさんは任務帰りですよね!?」
伊地知さんの驚いた声が響く
五条先生が居ない時のAさんの任務は特級相手だっただろう
加勢は嬉しいが心配が勝る
その心配をよそに
『やばそうだったら手助けするくらいの気持ちで行くよ。伊地知さん〜車、お願いできます?』
その強さからかゆとりのある口調で聞く
そして電話口で俺を落ち着かせるように
『恵も強いから大丈夫だよ』
と囁いた
その言葉にぐっと感情が落ち着き、虎杖達の所へ戻る
釘「なんで伊地知さんと話してんの?」
虎「津美紀の姉ちゃん無事だったか?」
伏「問題ない。
任務の危険度がつり上がったからほかの術師に引き継がれる
オマエらはもう帰れ」
そう言い車に押し込む
Aさんが来てくれるなら安心だ
584人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜(プロフ) - r_inaaa6さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!励みになります;; (12月1日 14時) (レス) @page14 id: 16714506de (このIDを非表示/違反報告)
r_inaaa6(プロフ) - めちゃめちゃ好きで一気読みしちゃいました!!更新楽しみにしてます^^これからも頑張ってください^^ (11月22日 13時) (レス) @page9 id: ee744ba5ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜 | 作成日時:2023年11月14日 3時