起首雷同 ページ11
Aside
雷刀を使える様になったのは良いが、肝心のそれを伝える五条先生がまだ帰ってこない
帰ってくるの来週って言ってたしな…
1年3人組は任務
棘も単独任務
そういう私は今朝任務から帰ってきた
五条先生が居ない時は1人で特級任務を任される
まあ要は嫌がらせだ
五条先生がいる時は必ずもう1人術師を付けてくれる
過保護だからだ
昨日も特級を1人で祓った
雷刀の良い練習台になったが、まだ慣れない呪具を使ったためそこそこ苦戦した
そんなこんなで無事帰還し暇だなぁとプラプラしてると
少し眉間に皺を寄せた伊地知さんがいた
電話しながらタブレットと睨めっこしてる、、
『やっほー伊地知さん。険しい顔してどうしたの?』
伊「Aさん…」
『電話相手だれ?五条先生?』
伊「伏黒くんです」
タブレットを覗き込むと伊地知さんは術師のスケジュールを見ていた
電話をスピーカーにして事情を聞く
呪霊により3人の男が似た状況で死亡する事件が発生。被害者は恵と同じ中学校出身ということが分かり、1年で聞き込みへ
被害者らは地元の心霊スポット「八十八橋」の下で揃って倒れていたことがあった。さらに伏黒の姉の津美紀の友人から津美紀も八十八橋へ行っていた事を知らされる。その友人も1週間前から被害者らと同じ現象に悩まされている。
しかし八十八橋では呪霊は確認できなかった。
『つまり、異常発覚から死亡までは最低2週間は空いているから津美紀の友人はあと1週間くらい余裕がある
けど、津美紀はその……寝たきり、だから異常を申告出来ないからいつ呪い殺されるか分からないって事ね』
伏「……そうです」
『でもこれはいくら津美紀を護衛しても、呪霊が襲ってくるタイプではなく、マーキングした人間の内側から術式が発動するタイプだったら意味無くない?』
伏「やっぱ今すぐ祓うしかないですよね
…危険度が上がっているので五条先生が帰ってきた時にと思ったんですが、これはタイムリミット付きなので、、」
『ここに特級いるじゃん』
伊「……え?でもAさんは任務帰りですよね!?」
『やばそうだったら手助けするくらいの気持ちで行くよ。伊地知さん〜車、お願いできます?
……このまま1年に何かあった方が五条先生に何か言われちゃいますよ?』
その一言で伊地知さんが車を出してくれた
伊「Aさんに何かあった時の方が怖いんですけどね……」
そう呟いた伊地知さんの声は誰にも届かなかった
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夜(プロフ) - r_inaaa6さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!励みになります;; (12月1日 14時) (レス) @page14 id: 16714506de (このIDを非表示/違反報告)
r_inaaa6(プロフ) - めちゃめちゃ好きで一気読みしちゃいました!!更新楽しみにしてます^^これからも頑張ってください^^ (11月22日 13時) (レス) @page9 id: ee744ba5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜 | 作成日時:2023年11月14日 3時