実況者のお話とか、実況者が大好きとか

26　生徒会長に恋をした(バステン) ページ30

生徒会side



「へー、じゃあいい子なんですね」

会長が秀に言う。

「そうだな。俺あいつに会ったことあるんだよな、多分岸野だと思う。その時は俺が二年であいつが一年。で、俺が落とした定期を一緒に探してくれたんだけどな」

「へー！見ず知らずのしかもこんな顔が怖い人の定期を探してくれるなんて思ったよりもいい子ねw」

そう咲が言うと秀は“一言余計だ”と怒った。

その頃のAは…。

「やっぱりダメだった…」

「ふ、やっぱり？」

まるで知っていたかのように言う真由。

「もしかして入れない理由も知ってたり！」

「知ってるさぁ、もちろん。確か生徒会室にはいつも三人居るはずだよ！生徒会長と、副生徒会長、そして書記。」

「じゃああの女の人はどこの人だろう？」

どこの人ってwと真由が笑う。

「Aはまず知らなすぎるのよ。まず、生徒会長は誰もが知ってるバステン先輩。副生徒会長も女子には人気、なのかな？目付き悪いけど。秀先輩。で、書記の美人な女の人が咲先輩！」

「確かに美人だった…！」

と感心する。それよりもなんで真由はこんなに生徒会のこと知ってるんだろう。

「声に出てるけど？私の情報網なめんなよ！
っていうかまぁ、これは多分誰でも知ってるよw」

と真由が言う。嘘だ！！

27　生徒会長に恋をした(バステン)→←25　生徒会長に恋をした(バステン)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す