実況者のお話とか、実況者が大好きとか

13　可愛い後輩は(アイク) ページ16

「明日は練習試合ですし、いつもより
頑張らなきゃです」

アイク君が言う。明日は青波高校との
練習試合。

「そうだね！アイク君の実力見せてね！」

アイク君の頑張り、知ってるから…。
大丈夫。勝てるよね？



そして練習試合。

「パス！」

ただ一人、頑張ってる。どうして皆…だらだら
やってるの…？

やる気のない顔と動き。仲間にはパスはするけど
アイク君にはしない。

「今まで…そんなこと無かったのに…。」

そう呟く。結果は当然惨敗。しかも先生は
居ないから叱る人もいない。

「あざしたー！」

終わりの挨拶をする。このあと戻って言わなきゃ
マネージャーとして。このチームを
良くするために。

「皆ー！集ー合ー！」

そう言うと集まってくる。

「さて、今日はお疲れ様。でも、言いたいこと
ある。」

「私、見てていい気分じゃなかった。
いつもは応援出来てた。でも…今回は応援
したくないほど酷かった。」

「ただ一人、アイク君だけが頑張ってたよ？
皆は何がしたかったの？それが…聞きたいな」


「俺さぁ、アイクのこと好きじゃないん
だよな。Aと仲良くしすぎなんだよ。」

“…なぁ！？”と先輩がアイク君に詰め寄る。

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