君の名前を教えてよ (ページ4)

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… DN．ページ4

DN side

音楽番組の出演者欄にA達のグループの名前が載っていた事を思い出し、ヒョン達に見つからないようこっそり楽屋を出てAの元へ向かう

(久しぶりだな…

、、あれから元気にしてるかな？)

Aに会うついでに飲み物を買うため少し遠くにある自動販売機へと行った

しばらくすると視界に1人では持ち切れない数のペットボトルを持ったAの姿が映った

その瞬間あの日の事を思い出し、急いでAの元へ駆け寄った

『ｯA！！』

「わ！ディノ！走ってきたの？」

『うん少しね、Aの後ろ姿が見えたから』

振り向くAの顔から悲しさは見えなくて、安堵したのと共にペットボトルを4本取り上げて持つ

「おぉありがとう(●︎´▽︎`●︎)」

『これくらい当然！

あのさ、A…。まだ…い、じめられてるの、？』

タイミングを間違えたと後悔したが、Aを救う為にはとこの質問をした

「え？いじめられてるなんて笑

ただの買い出しだよー！」

…また誤魔化された

Aはいつもバレバレの嘘をつく

『じゃあなんでAの好きなジュースが一個もないの？』

「あー、今日は炭酸の気分なの！」

『炭酸飲めないくせに…ﾎﾞｿ』

「あ！そーいえばそっちの新曲めっちゃ好きなんだよぉ！ヽ(*´∀`)ﾉ」

そして聞こえなかったふりをもされるんだ

ｯ…そんなに頼りないのかな

『あのさ、何かされてるんだったら言ってね？今度は俺だけじゃなくて、ヒョン達にも手伝ってもらうから！』

「…もしかして他のオッパ達にも言ったの？」

『いや、…でも！言ったら絶対協力してく「ディノ」

そこまで言うとAの力強い声で遮られた

「私は大丈夫だから！何もないから平気だよ」

『あ…』

「おー着いた！ディノや〜ありがとうｯ助かったよ！(；A；)

じゃあお互い頑張ろ！またね！」

『…ｯうん、また後でね』

1歩近づけたと思えば、また1歩差をつけられてさらに壁をつくられる

振り返って見送ってくれているAを見る

今みたいな同い年なのに時折見せる大人びた顔は、

僕の心を切なくさせる