Orange 〈2〉 ページ2
YG サイド
JK「ユンギヒョンってどんな香水使ってるんですか？」
おれがクローゼットで今日使う香水を選んでいると、通りかかったマンネがそう言ってきた。
YG「ムスクラットと、オレンジと、オークモス。昔はオレンジしか使ってなかったけど今はその日の気分によって使い分けてる。」
JK「今日は何にしますか？」
今日は黒っぽいファッションだから、ちょっと色気のあるオークモス…と言いかけて、昨日食べたオレンジの味が蘇る。
YG「今日はオレンジにしようかな。」
JK「へぇ。こだわってるんですね。ぼくはあんまりわかんないや。」
ジョングクは関心したように呟くと、
JK「あ、飛行機の時間少し早まったので急いでくださいね！」
と衝撃の発言を残して言ってしまった。
YG「やっべぇ。まだ何も準備してねぇ。」
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JN「ユンギヤ、早く!!」
YG「ｯ、はぁ、セーフ。」
おれが乗り込むと同時に発車した車は、滑るように空港へと向かった。
JN「お。今日のユンギはオレンジの香りだね。」
YG「……ヒョン、お腹空いてるならそこにバナナキックが
JN「はぁ？ヒョンに向かって失礼な！香水の匂いくらいわかりますぅ。」
ヒョンはむぅっと下唇を突き出した。
JN「前はその香水ばっかりつけてた気がするけど、最近つけてなかったよね？」
YG「あー……そうかもしれないです。」
ヒョンがおれの首筋に鼻を近づけてきたからベリっと引き剥がす。
YG「ヒョンはなんの香水ですか？フローラル系?」
JN「んーん、違う。ヒョンは柔軟剤オンリーのタイプ。」
YG「へぇ。」
JN「いい香りでしょ？」
YG「ヒョンにしてはセンスいいですね。」
JN「やぁっ！素直に褒められないの?!」
って怒ってくるジニヒョンだけど、今日の服も適当に選んだみたいに見える。
シンプルイズベスト!!!!!!って感じ？
JN「それにしても…やっぱオレンジっていいね。」
YG「好きって言ってましたもんね。どうしてオレンジの香りが好きになったんですか？」
JN「え……」
何故か赤面するヒョン。
なんだなんだ。
JN「……初めて会った時にユンギヤからした香りがオレンジで、なんかいい香りだったから。」
えぇなんでそんな照れまくるんですかちょっとこっちまで
YG「なん、か、恥ずかし……」
その後暫くお互いの顔を見れなかったSINでした。
そしてユンギはまたオレンジの香水ばかりつけるようになったそうです。
【Fin.】
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むく(プロフ) - 2作品とも凄く好きな内容でした。実際の2人から想像できそうで、そこがまた良かったです！また、ジンくんが出てくる作品を楽しみにしています！ (2023年1月6日 16時) (
レス) @page5 id: 0c4c5c64b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：w w h | 作成日時：2019年8月18日 12時
