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「待ってください！仕事ってなんですか？更生プログラムって？って言うか何で私のとこに来たんですか？」
SG「質問が多いヤツだな、んなのどうだっていいだろ」
「よくないですよ！だって私、小さい頃からいきなり幽霊とかが現れて、死にそうになったことあるんですよ？」
SG「幽霊と天使を同列に見んな。失礼な人間だな」
「だって……」
天使さんはハァとため息。
SG「基本的に天使の仕事は道を誤りそうな人間を、正しく導くこと。だから今からロクでもねぇやつを更生させに行くんだよ。以上」
SG「俺がいつも使ってんのはこの投票箱」
「うわ、どっから出したんですか？！」
SG「んなことまで説明させんのかよ…」
「じゃあいいですよ」
SG「あっそ。でこの投票箱に人間様の悩みを書いて入れてもらうんだよ。それでお悩みを俺が解決っていうシステム」
「え、ろくでもない人を更生させるんじゃなくて、悩みを解決するんですか？」
SG「本当は更生させんのが目的だけど、いきなりお前を更生させるとか言ったら、怪しまれんだろ」
「目の前に天使が出てきただけで怪しいですよ」
SG「るっせぇなぁ。とにかく、先に悩みを解決させる素振り見せといて、ちゃんと更生させていい人間にしてあげるっていうのが俺の仕事なの」
んー、わかったようなわからないような……。
SG「わかんなくていいから、お前は俺の後ついて来い。それだけ」
「ついてくるだけなのに、私、必要あるんですか？」
SG「そ。いや、俺も本当はいらないと思うんだけどさ…なんか神から言われたんだよね」
「なんか神からって、様くらいつけてください。雑だなぁ」
SG「神様からのお達しなんだよ。この子と一緒に行動しなさいっていう…俺も意味わからん」
「はぁ……断ることとかできないんですか？私、家帰りたいんですけど」
ちなみに今は放課後。もう夕方だから早く帰りたい。
SG「神からの命令を断るとか、いくらシュガシュガなんちゃらでもムリ。黙って来い」
「強引だなぁ……」
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作者名：ミョンファ | 作成日時：2017年2月6日 18時
