【∞】∞の４あ８せを part13【４８】 (ページ2)

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＊　☆Sayaka Yamamoto ページ2

彩「お疲れ様です…ってあれ？誰もおらへん…」

由「ほんまや…でも荷物あるで？」

彩「あのギター、安田さんのやんな？」

ゆいはんとレッスンから帰ってくるといつもの会議室には誰もおらへん。

そんな中にぽつんと置かれた一本のギター。

彩「なんか取材でも入ったんかなぁ？」

由「しばらくすれば戻って来はるんとちゃう？」

誰もおらへん部屋に大切なギターを出したままにしてることに違和感はあったけど

部屋の中は整然といつも通りで綺麗やったし

仕事とか休憩のためにちょっと席を外されてるんやろうとしかそのときは思わへんかった。

渋「うっす、お疲れ！」

彩「お疲れ様です」

やがて夜が近づくにつれ、それぞれの仕事を終えたメンバーが続々と部屋に集まってくる。

村「あとは…ヤスか。」

大「あいつ今日なんか仕事あったっけ？」

優「今日空いてるから何カ所かアレンジを考えるって昨日言ってましたけど…」

一つだけ空いた席…

そこを見つめる皆の視線が

時間の経過とともにどんどん険しくなっていった…

友「いくらなんでも遅すぎませんか…？」

日付が変わるまで1時間になったとき、

ともちんさんが口を開くと

村上さんが大きく頷いた。

村「あいつを最後に見た人誰や？」

由「レッスン行く前に見ました！…たぶん15時くらいだと思います…」

村「ほかは？それ以降にヤスを見た人は？」

KJN「…」

彩「うちとゆいはんがレッスンから帰ってきたときにはもういませんでした…
　 18時くらいやったと思うんですけど」

村「ってことはあいつをもう5時間近くも誰も見てへんってことやな」

無言の空間の中で誰もの顔が引きつっていた

大「亮ちゃん、GPS！！早くっ！！」

錦「わかった！」

悪いことが起きてないことを祈って

錦戸さんが操作するGPSの追跡画面を皆で見つめた