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それからチームKはより一層認められるようになった。
Aとも、そして、後輩である3期生で結成されたアイドルらしいチームBとも違う
体育会系チームとして、AKB48の中で色を付けていった。
Kのファンの人も増えていって私たちは順調に歩んでいた。
Aは舞台袖でずっとそんな私たちを見守っていてくれた。
毎日毎日公演を見てるから
振りだって覚えてるんだ。
歌詞だって完璧に覚えてる。
なのに、ステージにAのポジションはない。
それがなぜなのか、わかりきってはいるけれど
どうしてもやるせない気持ちになる…
A「お疲れ様〜」
公演終わり、みんなに汗拭き用のタオルを手渡すA。
そして無言でそれを受け取っていく同期たち。
その姿に元同志だったという面影は感じられない
A「お疲れ様」
優「ありがとう」
私は意図的に一番最後にはけて
一言でもAと会話を交わすようにした。
優「最近は調子、いいの?」
A「うん」
優「じゃあ、今度食事いこ?メールする」
傍から見ればメンバーとスタッフ。
超えてはならない一線を画した関係。
ステージの上で二人並んで夢を追おうとしていた時のことを想えば
まともに会話すら許されないこの状況はすっごく苦しかった。
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RINGO(プロフ) - いつも楽しみにしてます! (2016年5月23日 12時) (レス) id: 87437feb54 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2016年4月22日 3時) (レス) id: 0553124e7e (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - 優依さん» ありがとうございます(^^♪いつも読んでいただき感謝感謝です! (2016年4月6日 22時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - ななかさん» コメントありがとうございます!ご期待に添えるかはわかりませんが、ぜひ楽しんでください!これからもよろしくお願いします(^^) (2016年4月6日 22時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
優依(プロフ) - 出来てますよ! (2016年4月5日 23時) (レス) id: 10966c9586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よんぱち | 作成日時:2015年12月20日 21時