∞黒∞ ページ12
黒「なぁ、ヒナ。」
紫「なんや？」
黒「ほんまに何もないんか？」
グループ仕事の合間、二人きりになったタイミングで
ヒナにもう一度確かめることにした。
いつもより近くで、ヒナが嘘ついてへんかしっかり目を見て話した。
紫「…何の話や？」
黒「何の話って…お前最近自分おかしいの気づいてるか？」
紫「まぁ…」
黒「『まぁ…』ちゃうねん！
あんま言いたくないけど、わかってんならちゃんとせぇよ！
仕事はちゃんとやらなアカンやろ！」
顔色は悪い、目の下にはクマ、何より目に力がない
見た目でわかるいつもと違うヒナの姿に
黒「具合悪いとかやないんやな？」
一瞬体調不良を疑ったけど
紫「なんともない」
黒「ホンマやな？」
紫「おん。」
瞳は揺れることなくまっすぐで
違うみたいやったから
黒「なら、気合い入れろ。お前らしくないぞ」
俺はただ、ヒナの尻を叩くような言葉を言い放った。
ヒナもいい歳した大人や。
多少の体調不良では仕事休めん世界ってことも
中途半端な気持ちで仕事に臨むんはアカンってことも
十分わかってるはず。
具合悪くないってことは気持ちの問題やろう。
いつも全力で仕事する奴やからそれが顕著なだけで。
自分でそう納得しようとした…
けど、
あの日、切り替えろって言ったのに
年下にだって注意されてんのに
まだこいつ失敗をダラダラダラダラ引きづってたんかって
そんなイライラが募ってしまって
紫「ごめん…気を付けるわ」
ヒナの謝罪の言葉も右から左で
紫「なぁ、ヨコ…
俺って必要か？」
ヒナから投げられたその質問に
紫「俺は、迷惑とちゃう？」
ヒナの心の叫びに
黒「今のお前は迷惑や。
自分の役割もまともにこなせへん
仕事もちゃんとできひん
そんなん、俺らの足引っ張ってるだけやんか」
そんな冷たい言葉のナイフを投げ返して
そのままヒナのそばを離れた
あいつがどんな想いしてんのかなんて一切気にすることなく…
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村上隆平(プロフ) - よんぱちさん» ありがとうございます！ (2019年6月22日 23時) (
レス) id: 2d8e73760f (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - 村上隆平さん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません。大丈夫ですよ。 (2019年6月22日 22時) (レス) id: 7f793bea1c (このIDを非表示/違反報告)
村上隆平(プロフ) - これを参考(?)に小説を書きたいと思っているのですが、よろしいでしょうか？ (2019年6月20日 15時) (レス) id: 2d8e73760f (このIDを非表示/違反報告)
藤花 - 返信ありがとございます！わかりました！楽しみにしてます！頑張ってください！ (2016年4月24日 17時) (レス) id: 28dfba042b (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - 藤花さん» コメントありがとうございます。続編今月中にはスタートさせますのでもうしばらくお待ちください(>_<) (2016年4月23日 22時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よんぱち | 作成日時：2015年12月20日 21時
