君のために僕は… ☆Mariko Shinoda ページ38
友「たかみなのポジション、空けてください」
ス「だから無理だと言ってるだろ」
友「なら、私しません」
ス「あのなぁ…おい、待て…ったく」
スタジオのど真ん中で行われる喧噪。
呆れたスタッフさんに背を向けスタジオを出ていく茶髪の少女。
言わずもがな、ともちん。
その背中を追いかけ
篠「とも？」
華奢な腕をそっとつかむ
友「…」
篠「今日は熱ないみたいだね」
核心にはあえて触れず、
最近の日課になってる体調チェックをする。
油断するとすぐ無理しちゃうから。
何も言わず廊下のベンチまでともちんの腕を引っ張り、腰掛ける。
流れる沈黙。
ちょっぴり気まずいけれど
ひとつのことをゆっくり自分の中で噛み砕く
今のともちんにとって、きっと大切な時間だから
友「ねぇ、友の言ってること、間違ってる？」
静寂を破ったともちんの声はとても小さくて震えていた。
目を見れば不安であふれていた。
友「たかみなのポジションに友は入りたくないよ…」
俯きながらも自分の気持ちをきちんと話すともちんは
友「だってあのポジションはたかみなのファンの人がたかみなにプレゼントしたものだから」
お世辞にもクールでカッコいい世間が思ってる板野友美ではないけれど
友「でも、それが友のわがままなんだってことはわかってる…今のAKBじゃ無理なことだってこともわかってる」
たくさんの人への思いやりを持つ子だからこそ
友「でも、やっぱり間違ってると思うんだ…ともがあそこに立つのは」
いっぱい悩んで迷って苦しんで…
友「麻里子は、どう思う？」
だからそんなきれいな涙が頬を伝うんだってことを体現してる…
痛いほど伝わってくるよ、ともちんの想い。
篠「そうだなぁ…」
なら、ともちんのために私ができることはひとつだ。
篠「行こうか、撮影」
キョトンとした顔のともちんの手を引いてスタジオへと戻った
---------------------------------------
サブタイトルはAKB48の曲名から拝借しました
＊ ☆Mariko Shinoda→←＊ ★Shingo Murakami
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よんぱち(プロフ) - スピカ∞さん» ありがとうございます！一体どうなるんでしょうか…今後の展開をおたのしみくださいね(^O^) (2015年12月24日 23時) (
レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ∞(プロフ) - 移行おめでとう！大倉くんの今後が気になる！たかみなとよこちょがもどってきたら、いいです (2015年12月24日 21時) (レス) id: 17fbab0026 (このIDを非表示/違反報告)
∞eightomo∞ - お返事ありがとうございました！ よろしくお願いします！ (2015年12月14日 20時) (レス) id: 437ff9aba2 (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - ∞eightomo∞さん» コメントありがとうございます。ともちんキーパーソンの一人なので結構出せるかなと思います。 (2015年12月13日 21時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
∞eightomo∞ - 突然すいませんが、ともちんめっちゃ出して下さい！無理やったらエエんですけど・・・出来たら出してください！ (2015年12月13日 21時) (レス) id: 437ff9aba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よんぱち | 作成日時：2015年12月5日 23時
