＊ ★You Yokoyama ページ10
お互いこれでも名の知れとる有名人。
明るくなれば人目についてまうかもしれへん…
なるべく早く遠くに行くために
高速道路に乗った。
だんだん遠くなる東京。
けど不思議と寂しさは感じひんかった。
だって近いうちに戻ってくるつもりでおるから…
みなみが十分落ち着いて、身の安全が守れたら…また…
そう思ってんのになぜか
俺の脳裏には東京に置いてきた6人の顔が何度も浮かんだ…
ごめんな…みんな…
夜明け前、パーキングエリアで小休憩をとったとき
車内灯をつけてみなみの顔をじっくりと見ると
しんどそうな顔してて
前会ったときよりもずいぶん痩せてんのに気が付いた。
侯「お前、食べてへんやろ？どのくらい食べてへんのや…」
そういえば前もこんなことみなみに言ったよな…
み「…わからない…けど…」
侯「けど？」
み「キミ兄と一緒だと大丈夫。少なくとも怖くはない、かな」
侯「ごめんな…」
俺は…みなみをいつも守られへん…
いっつも辛い思いさせてしまった後に気づく…
それじゃ遅いねん…みなみを救うことになってへんねん…
み「なんでキミ兄が謝るの？キミ兄は悪くないよ…」
弱々しくみなみは笑顔を作ってそう言ってくれた…
アカン…泣きそうや…
なんで泣きそうやねん…俺…
まだみなみのために何もやってへんやろ…
侯「なんか食べたいものあるか？」
こぼれ落ちそうな涙をごまかすために咄嗟に思いついた俺の言葉に
みなみは首を横に振った
侯「そっか…疲れたやろ。寝とき…」
俺の言葉にうなずいてみなみはゆっくりと目を閉じた。
侯「俺が…今度こそ俺がお前を守るから…」
そう眠るみなみに声をかけ、俺はシートベルトを締めなおした。
みなみの寝顔を横目に
俺は静かな土地を目指して再び車を走らせた。
空からは雨粒が落ちはじめ、いつもよりどんよりとした朝が訪れようとしていた
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よんぱち(プロフ) - しっぽさん» コメントありがとうございます！実は書いていて一番悩むのが横山くんの描写なんです。上手く横山くんの良さを出せていけたらいいなと思っています。AKBのことをこの小説を通して少しでも知っていただけているようで嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いいたします！ (2015年12月5日 20時) (
レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
しっぽ(プロフ) - 横山さんのお兄ちゃん感がとてもたまんないです！メンバーのそれぞれの想いや気持ちがとても文で伝わってきて感動しました！最初はAKBさんの事よく分からなかったんですけど、興味がでてきました！これからの展開楽しみです！更新頑張ってください！ (2015年12月5日 19時) (レス) id: aab86a96c8 (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - マロさん» ありがとうございます！ちょっと横山くんの過去の発言を参考にした部分もあります。メンバーの絆をしっかりと書ければと思います。 (2015年12月2日 19時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
マロ - 33ページの言葉との間の『』が回想してる表現のように感じウルッときました。 (2015年12月2日 0時) (レス) id: 182182cb78 (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - 名無し34895号さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2015年11月25日 23時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よんぱち | 作成日時：2015年11月12日 23時
