＊ ★Shingo Murakami ページ11
結局、俺らはヨコを見つけ出せんまま、その日を終えた。
あんだけ土砂降りやった雨はいつの間にか止んで
空にはきれいな真ん丸お月さんが出てるのに
俺らの心は全く晴れへんまんま…
けど、てっぺんはとうに超えてて
さすがに仕事に支障をきたすようなことはできひんってことで
村「今日はとりあえず休もうや。」
安「おん。」
村「じゃあ、家まで送るわ。」
安「信ちゃん、僕、大倉預かるね。一人にするん心配だし。」
丸「僕も章ちゃんとこ行ってもええですか？」
安「おん、心強いわ！ちょっと部屋汚いけど」
村「ヤス、ちょっとやないやろ。かなりやろ(笑)」
安「まぁ…」
村「とにかくヤスんち先行くな。」
ヤスとマルがたつのこと見てくれるのはホンマにありがたい。
たつはもう涙出ぇへんのんちゃうかと思うくらい泣いて泣いて
今は魂の抜けたような顔をしてる。
俺は、そんなたつになんて声をかければええかわからへんもん…
優しい二人なら上手くやってくれると思うから…。
渋「ヒナ…」
俺の隣で潤んだ眼差しを向ける小さなおっさん…
村「すばる、俺ん家来るか？」
渋「おん…」
こいつも心配や。
こう見えて結構繊細な奴やから。
たつとは違って泣きはしてへんけど、内側にどんだけ溜めこんどるかわからへん…
聞いてあげなしんどくなってまうやろ…
そして何より心配なのは
ヨコの失踪を伝えられてから一言も話さへん亮なんやけど…
錦「俺、下りるわ」
ようやく亮が発した言葉はそれだった。
相変わらず機嫌悪そうやし、引き留めたところでどうすればええかわからん。
せやから誰も止めへん。
村「わかった。亮、気ぃ付けてな。また明日。」
亮は何も返さず暗闇に消えてった。
clash ★Ryo Nishikido※→←＊ ★You Yokoyama
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よんぱち(プロフ) - しっぽさん» コメントありがとうございます！実は書いていて一番悩むのが横山くんの描写なんです。上手く横山くんの良さを出せていけたらいいなと思っています。AKBのことをこの小説を通して少しでも知っていただけているようで嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いいたします！ (2015年12月5日 20時) (
レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
しっぽ(プロフ) - 横山さんのお兄ちゃん感がとてもたまんないです！メンバーのそれぞれの想いや気持ちがとても文で伝わってきて感動しました！最初はAKBさんの事よく分からなかったんですけど、興味がでてきました！これからの展開楽しみです！更新頑張ってください！ (2015年12月5日 19時) (レス) id: aab86a96c8 (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - マロさん» ありがとうございます！ちょっと横山くんの過去の発言を参考にした部分もあります。メンバーの絆をしっかりと書ければと思います。 (2015年12月2日 19時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
マロ - 33ページの言葉との間の『』が回想してる表現のように感じウルッときました。 (2015年12月2日 0時) (レス) id: 182182cb78 (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - 名無し34895号さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2015年11月25日 23時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よんぱち | 作成日時：2015年11月12日 23時
