【∞】∞の４あ８せを part３【48】

まもりたい　★You　Yokoyama ページ27

『まもりたい』

そんな気持ちがここ最近でものすごい強くなった。

AKBのリーダーとして頑張るみなみを俺が守ろう。

一緒に『てっぺんを取る』っていう夢を目指して肩を並べて歩いてくれる仲間を守ろう。


だって7人は俺にとっては家族やから。




芸能界っちゅうんは、一見華やかに見えてとても残酷な世界や。

表舞台に立てるんはほんの一握りの人間だけ。

一瞬だけ輝いて消えてく流れ星も少なくない。

昨日まで凛と咲いていた花が翌朝ぽっきりと折られてしまうこともある。

いきなり目の前にごっついビルが建ってしもうて日が当たらず枯れてしまう花もある。



俺らはたぶん、日陰で育った雑草やった。

周りには俺らより背の高いきれいな花がたくさんあって

同じ時期に撒かれた種たちはどんどんきれいな花を咲かせていった。

そいつらが太陽の光を全部とっていくのをじっと下から見てた。


けど、どうにかして日の光に当たろうと、一生懸命背伸びして

ほかの奴らとは違うように曲がって伸びてみたりして

ほんのおこぼれ程度の日差しも利用してちょっとずつ生長していった。

そうやってここまで来た。


ようやく太陽が当たるくらいまで生長できた今、それを逃したくはないねん。

暗い夜にひっそりと咲く花にはなりたくないねん。

もう少しで7色の綺麗な花を咲かせられそうな気がするねん。


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サブタイトルの「まもりたい」は大倉忠義くんのソロ曲のタイトルを拝借させていただきました。

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