「信頼」なんて......するんじゃなかった２

裏切り４４ ページ5

しのぶ「煉獄さんは、Aさんが眠っている時に、古川と任務で遭遇し、隊士を庇って、血気術に掛かりました。血気術の詳細は不明で、いつ目覚めるかも分かりません......」









しのぶちゃんの説明を聞き、頭が上手く回らなくなった









私のせい？









私が、古川の行動に耐えきれなかったから？









だから、煉獄さんが怪我をしたの？









私が我慢出来れば、煉獄さんは傷つかなかった









私がもっともっと強ければ、記憶を失ってこんな事にならなかった









私が＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









＿＿＿＿ワタシガワルイ？＿＿＿＿＿＿＿









？？「............さ.............Aさん！」









誰かに呼ばれて、意識をその声の方に向ける









『しのぶ、ちゃん？』









しのぶ「Aさん.........自分を責めないで下さい。貴方だけが悪いんじゃない。全部を、抱え込まないで下さい......」









『.........ごめん、少し、一人にして下さい......』









そう言うと、皆病室を出ていった









しのぶ「......何かあれば、呼んでください。」









『......うん』









煉獄さんの頬に触れた









思い出が、ゆっくりと思い出されていく









＿＿＿＿＿＿＿「A！！」






「今から任務か？！そうか！頑張ってこい！」








「合同任務だな！よろしく頼むぞ！」＿＿＿＿＿









『..........煉獄さん.........ごめん、なさい......』









涙が溢れる









暫くして、涙が止んだ









私が、決着をつける









そう決意して、病室を出た

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