Shota ページ33
あぁ…俺、このままあの深い谷に墜ちていくんや…
墜ちていく間は妙に冷静になれてる気がした。
この次に待ってる世界って
どんなんやろう…
谷の底って
水…なんかな？
それとも…岩なんかな…
徐々に近くなる
行き着く先のことすら
のんきに考えられてる。
これが"死"を受け入れるってことなんかな…？
何が待ってるのか、わからへんけど
もうこうなってもうた以上、俺に待ってる運命は決まってる気がして
目を静かに閉じてその時を待とうと思った。
けど、目を閉じたら
頬が濡れた…
零したくなんてないのに
勝手に涙が零れた…
ごめんな…
約束、守られへんかったわ…
ただそれだけが
心残りやった…
どうせ死ぬなら
2人とちゃんとお別れしてからが良かったなぁ…
受け入れてたはずの"死"を
ほんの少し、後悔した時やった…
「…!？!？」
突然、落ちていく俺の身体に
黒い縄のようなものがそっと絡みつき
俺の身体はそれによって谷底との距離を縮めるのをやめた…
「た、助かったぁ…？」
空中で不安定な姿勢には変わりないけど
上を見上げれば
さっきまでいた橋からその縄が伸びてて
けっこうがっちりと俺の身体を縛ってくれてるから
それを頼りに橋に戻れるかもしれへん…
「行きますかー？」
自分にそう問うて
俺はちょっとずつちょっとずつ
橋に戻ろうとその縄を登ることにした。
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フェアラーが跳びます(プロフ) - 一気読みしちゃいました (2019年1月25日 14時) (
レス) id: 1406c5ff26 (このIDを非表示/違反報告)
haruter - 精神病の人間です。亮ちゃんの辛さが痛いほど伝わって、物語のなかなのに助けたくなりました。ずっと仲良しな関ジャニ∞でいてほしいですね(*´-`) (2017年3月10日 18時) (レス) id: dcd248d912 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 完結おめでとうございます!!そしてお疲れ様でした！関ジャニ∞の絆の強さがわかるとてもいい作品でした！ (2017年3月6日 21時) (レス) id: df8f7cbc70 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - お疲れ様でした！ (2017年3月6日 20時) (レス) id: 164f272ef1 (このIDを非表示/違反報告)
末KANA(プロフ) - お疲れ様でした！とても楽しく読まさせて頂きました！次の作品も楽しみです！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 017cd79408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rainbow | 作成日時：2017年2月14日 17時
