You ページ23
雅「いた！」
和「あのバカッ…何してんだよ！！」
そんな声が背後から聞こえたのを感じ
ゆっくりと振り向くと
怒ったような泣きそうなような
複雑な顔したニノと相葉ちゃんが居た
雅「こんなに濡れて…」
和「とりあえず屋根のあるところに」
2人が力の入れ方を忘れた俺の体を動かしていく。
雅「ヨコ…震えてるよ…」
和「ほんとバカだよね。自分のこと、大切にしなさいよ…」
相葉ちゃんが羽織ってたパーカーを俺にかけて
そっと包んでくれた
久しぶりに身体に温かさが戻ってきた心地がして
俺はそのまま相葉ちゃんに身を凭れた
雅「何してたの？」
黒「祈ってた…『まだ、連れていかんといてや』って…」
ここら辺で一番高いこの病院の屋上。
そっからなら、空の向こうにあるというあっちの世界におる大切な人に
そんな願いが届くんやないかって思って…
和「安心しなよ。ニシキと大倉は助かったよ」
雅「ヤスはまだだけど…でもまぁ、あいつのことだから」
相葉ちゃんの声に俺は再び空を見上げた
黒「まだ、連れていかんでや…俺より若いんやから」
大雨で真っ黒な雲が覆って月明かりなんて一つも見えへん空やけど
ちゃんと俺の願いはそっちに届いてますか…？
届いてるなら、お願いやから助けてやって…
雅「ヨコ、行こう」
和「おまえが付いてないと。な？」
どうか届きますように…
そう心で念じながら
俺は相葉ちゃんの背中に乗せられ
病院の建物の中へと戻された
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フェアラーが跳びます(プロフ) - 一気読みしちゃいました (2019年1月25日 14時) (
レス) id: 1406c5ff26 (このIDを非表示/違反報告)
haruter - 精神病の人間です。亮ちゃんの辛さが痛いほど伝わって、物語のなかなのに助けたくなりました。ずっと仲良しな関ジャニ∞でいてほしいですね(*´-`) (2017年3月10日 18時) (レス) id: dcd248d912 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 完結おめでとうございます!!そしてお疲れ様でした！関ジャニ∞の絆の強さがわかるとてもいい作品でした！ (2017年3月6日 21時) (レス) id: df8f7cbc70 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - お疲れ様でした！ (2017年3月6日 20時) (レス) id: 164f272ef1 (このIDを非表示/違反報告)
末KANA(プロフ) - お疲れ様でした！とても楽しく読まさせて頂きました！次の作品も楽しみです！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 017cd79408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rainbow | 作成日時：2017年2月14日 17時
