Subaru ページ3
？「…こんにちは」
4人で3人を見守っていたある日のこと。
突然病室の扉が開き、振り向いてみると
そこには花束を抱えたアイツがおった…
赤「内…」
桃「ごめん、俺…」
入り口の所でうつむいた内に
黒「よぉ来てくれたな！ありがとう」
橙「ほら、入って入って♪」
ヨコとマルがそう声をかけて
その手を引いた。
桃「…亮ちゃん…ヤス…おおくら…」
長いこと同じ事務所にいて
幾度となく顔だって合わせてたのに
どこかお互い壁を感じてしっかりと見て来れなかった互いの顔を
こう言う形で今、確かめる俺ら。
《関ジャニ∞》、こうしてまた揃う日が来るとはな…
桃「ごめんね…亮ちゃんたちのこと、聞いてたんだけど…」
紫「ええねん。そないなこと気にすんな」
内の言葉を全部聞かずとも
すべてを理解したヒナがガシガシと乱暴にその頭を撫でる。
俺も、こいつの訪問は素直に嬉しかった。
こいつが抜けて
悲しみのぶつけどころを間違えたファンに傷つけられた奴もおった。
誰よりも長く一緒に居たから、誤解され、人一倍苦しんだ奴もおった。
脱退を受け入れられず、密かに抵抗した奴もおった。
結局、こいつを守ることはできひんかったけど
でも、そのときの悔しさとか悲しさが俺らを強くしてくれた部分もある。
紫「そんなことより、3人を励ましたってくれ。
『早よ戻ってこい、また8人一緒に食事でも行こうや』って」
桃「うんっ」
ヒナの声に後押しされ、
内は恐る恐るといった感じで一人一人に優しく触れながら
一言ずつ、想いを伝えていった。
別々の道を歩むことになっても
互いの道をまっすぐに突き進めば、
いつかまた会えるって信じてる。
生きてさえいれば、また一緒に舞台に立つことだって…
俺らの末っ子。
一緒に過ごした時は短かったかもしれへんけど
でも、こいつは俺らの永遠の仲間やから…
赤「また、来てな。3人も喜ぶやろうから」
桃「うん。ありがとう…じゃあ、また。」
かつてステージの上で見つめ合った笑顔を見せて
そいつは静かに去って行った。
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フェアラーが跳びます(プロフ) - 一気読みしちゃいました (2019年1月25日 14時) (
レス) id: 1406c5ff26 (このIDを非表示/違反報告)
haruter - 精神病の人間です。亮ちゃんの辛さが痛いほど伝わって、物語のなかなのに助けたくなりました。ずっと仲良しな関ジャニ∞でいてほしいですね(*´-`) (2017年3月10日 18時) (レス) id: dcd248d912 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 完結おめでとうございます!!そしてお疲れ様でした！関ジャニ∞の絆の強さがわかるとてもいい作品でした！ (2017年3月6日 21時) (レス) id: df8f7cbc70 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - お疲れ様でした！ (2017年3月6日 20時) (レス) id: 164f272ef1 (このIDを非表示/違反報告)
末KANA(プロフ) - お疲れ様でした！とても楽しく読まさせて頂きました！次の作品も楽しみです！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 017cd79408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rainbow | 作成日時：2017年2月14日 17時
